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猫が吐くときの理由は「吐出」と「嘔吐」で大違い。

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大切な猫が、急にげーをしはじめたら心配になりますよね。

吐くと一言で言っても、大きく2つにわかれます。

「吐出(としゅつ)」「嘔吐(おうと)」です。

どちらも深刻な病状の場合もあれば、問題ない場合もあるので、ぞれぞれ詳しく解説していきます。

※猫の様子を見て、不安な場合はすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

猫が吐くときの理由「吐出(としゅつ)」の場合

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吐出とは

吐出というのは、食べたものが胃に到達する前に吐き出してしまうことです。

つまり、原因は「口から食道」のどこかにある可能性が高いということ。

毎日のように吐出する場合は要注意ですが、ごくたまにならすぐに病院に連れていかなければ!というわけでもありません。

吐出の見分け方

食べたものを吐き出すときに、「ウゥッ」という予備動作無しで、突然吐き出す場合は吐出の可能性があります。

胃まで食べ物が到達していないので、食べてから吐き出すまでの時間も短く、消火されていない状態で吐き出されます。

吐出が起こる場合に疑われる症状の例

吐出が頻繁に起こる場合の症状ですが、主に以下の症状が疑われます。

食道狭窄(しょくどうきょうさく)…食道が何らかの原因で狭くなっている状態。

食道内異物(しょくどうないいぶつ)…食べ物でないものを食べて、食道に引っかかっている状態。ビニールや毛糸、ボタン等がよくあります。

右大動脈弓遺残(みぎだいどうみゃくきゅういざん)…先天性の心臓血管の異常。

食道憩室(しょくどうけいしつ)…食道の一部が張り出す症状のことです。

巨大食道症(きょだいしょくどうしょう)…食道が伸びきっているために、うまく食べ物を胃に送れない状態。

不安な方は、いきつけの動物病院で診察してもらいましょう。

猫が吐くときの理由「嘔吐」の場合

嘔吐とは

嘔吐の場合、一度食べ物が胃の中に入ってから吐くことで起こります。

嘔吐は原因となる症状は非常にたくさんあるため、素人判断は禁物です。

嘔吐の見分け方

吐く前にウッ、という事前動作が入ることが多いです。

嘔吐物は一旦胃に入るために、消火されている場合が多いですが、食べてすぐに嘔吐することもあります。

嘔吐が起こる場合に疑われる症状の例

毛玉(けだま)…胃の中にたまった毛を吐き出す動作で、長毛種に多く見られます。短毛種でしょっちゅう毛玉を吐いている場合は、動物病院で見てもらいましょう。

胃腸炎(いちょうえん)…胃から腸にかけて炎症が起こる症状です。急性と慢性の両方があり、どちらの場合も下痢を併発します。

異物(いぶつ)…食べてはいけないものを食べてしまった状態です。壊れたねこじゃらしなど、誤食の可能性があるものには注意してください。

腸閉塞(ちょうへいそく)…腸に何かがつまって正常に機能しなくなった状態です。イレウスともよばれます。嘔吐の他に、元気がなくなり水をよく飲んだりという症状が現れます。

寄生虫(きせいちゅう)…一番多いのが、猫回虫です。なにかのひょうしに卵を口にすることで感染します。駆虫薬があるので、病院で診察してもらいましょう。

膵炎(すいえん)…膵臓に炎症が発生した状態のことです。

腎不全(じんふぜん)…年を取ってきた猫の主な死因の一つになります。

甲状腺機能亢進症(こうじょせんきのうこうしんしょう)…こちらも高齢の猫に多い症状です。嘔吐の他にも、食欲の低下、体重の減少、下痢、呼吸困難などの症状が現れます。

糖尿病(とうにょうびょう)…猫にも糖尿病があります。嘔吐のほかに、食べる量に較べて体重が増えない、水をたくさんのんでおしっこの量も増えるという症状が現れます。

炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん)…自己免疫性疾患の一つです。要因は、遺伝的なもの、食物アレルギー、細菌感染などの複合的なものになります。

気になる場合は、動物病院で診察してもらいましょう。

猫が吐いてしまったときの応急処置

吐いているときは、猫の頭を下げてあげて、食べ物や異物が気管内にはいらないようにしてあげましょう。

そうしないとのどに詰まることがあります。

毛玉を吐くために嘔吐している場合は特に病気ではありません。

その場合は、食事や水をすこし控えてあげるだけで回復する可能性があります。

症状が治らず動物病院に連れて行く時は、吐瀉物がどんな状態だったかなどをきちんと覚えておいて伝えることが重要です。

もしかして観葉植物があったりしませんか?

猫が吐く原因として、観葉植物を食べてしまったことによる嘔吐もあります。

人間にとっては無害な観葉植物でも、猫にとっては毒性があるかもしれません。

もし猫が観葉植物を食べているところを目撃したらその植物を育てるのはやめておいたほうがよいと思います。

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