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はじめての猫の飼い方・しつけ方

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猫とはじめて一緒に暮らすときに必ず用意するもの、そして気をつけることがあります。

最初のしつけを間違えると、あとあと大変なことになるので気を抜かないようにしましょう。

(特にトイレはちゃんとできるように誘導させてあげることが大事です)

はじめてでも大丈夫!猫の飼い方・しつけ方

キャットフードの選び方

初日に必要なものをおさらいしておこう

ドキドキの初日に用意するものは結構あります。

忘れ物がないかしっかり確認しておきましょう。

必ず必要なもの

  • 猫用のトイレと砂とシート
  • 猫用の食器
  • キャットフード

揃えておくといいもの

  • 爪とぎダンボール
  • おもちゃ
  • キャリーバッグ
  • 猫用水飲み機
  • 猫用ベッド
  • 首輪(室内飼いだといらない)
  • キャットタワー

猫を迎える前に、部屋のチェック!

危ないものは捨てるか片付ける

ビニール袋などの危ないものはおかないでおきましょう。

基本的に猫が咥えて飲み込んじゃいそうなものもしまっておいてください。

消化できないものを食べちゃうと、腸を傷つけたり体調不良の原因になってしまいます。

指輪やピアスなどのアクセサリー、裁縫道具、おくすりなどは蓋が閉まるところに!

糸みたいなものも猫が飲み込んでしまって命にかかわることがあるので、床に落ちてないか確認してください。

衣服も床に散らかってると、そのうえでいつの間にかおしっこをされることもあります…(コートにされてダメになっちゃいました)

観葉植物は猫にとって毒なこともある

オシャレインテリアアイテムの観葉植物も、猫に毒な場合があります。

シクラメンやユリ、すずらん、ポトスなどは撤去しておきましょう。(もしくは猫が入らないような部屋に移動)

葉っぱを食べて倒れちゃうこともあります。

壁や床の傷が気になる方は保護シートを貼ろう

ぼくの家は特になにもしなくても壁や床に目立つ傷は付きませんでした。

…が、猫によっては壁でガリガリしちゃう子もいます。

気になるようでしたら、壁の下部分に保護シートを貼っておくのもいいと思います。

家具を傷つけられない対策をしよう

どんな猫もやっぱり爪とぎはしちゃいます。

猫によっては壁やドア、ソファがお気に入りの子もいます。

猫としては悪気があってやってるわけではなく、むしろご機嫌なので叱るのはやめておきましょう。

猫からすると「なんで叱られたの??」となってストレスになってしまいます。

こういったことは、猫じゃなくて飼い主が防御策をとるのがセオリーになります。

  • 爪とぎを複数買って、お気に入りになりそうなものを探す。(ダンボール、麻縄、木、カーペット素材など)
  • 爪とぎの場所や形状をいろいろ試してみる。(壁をガリガリする子には、壁に貼るタイプの爪とぎもあります)
  • 爪とぎを床に置くタイプか直立するタイプか変えてみる
  • 家のあらゆる場所に爪とぎを何個か置いて、どこが一番お気に入りになるのか調べる

こうやって猫が気持ちよく爪とぎができる環境を作りつつ、家具に傷をつけないようにしていくのが、お互いが幸せに暮らすコツになります。

それでもどうしても家具の一部が爪とぎのお気に入りになっちゃってる場合は、爪とぎ防止スプレーを使うと阻止できます…が、最終手段だと思っておいてください。

※爪とぎ防止スプレーは猫が嫌う匂いを放って近づけさせないものなので、あんまり積極的に使うものではありません。

玄関から飛び出さないように対策しよう

猫にとっては、玄関から先が危険な世界だとはまったくわかりません。

持ち前の好奇心でなんだろ!と飛び出すことがあります。

こういった猫の脱走防止ゲートがあるとより安全ですね。

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はじめてのお出迎え!大事なのは、「新しい環境に慣れてもらうこと」

部屋とあなたの準備が整ったら、いよいよ猫のお出迎えです。

猫にとってはまったく知らない場所に来ることになるので、初日は怖がって部屋の隅っこで震えてることが多いです。

うちの猫も、初日はずーっとベッドの下にいました。

手で持って抱っこするとずっとぶるぶる震えてたので、めちゃくちゃ怖かったんだろうなぁ…。

お出迎えしてから数日は、無理にスキンシップをとろうとせず、猫のやりたいようにやらせてあげましょう。

子猫を迎える時の注意点:なるべく出会う人は少なめにする

環境が変わるだけでも猫にとっては一大事です。

それに加えて知らないでっかい生き物(人間)がたくさんうろうろしてたらめちゃめちゃ恐怖ですよね。

このまま食われるのか…!とぼくなら思いますw

なるべく子猫が落ち着けるように、出会う人は少なめにしておきましょう。

子猫を迎える時の注意点:寝てるときにちょっかい出さない

猫はいくつになっても寝ることが大好きです。

人間よりも睡眠が必要なので、どれだけ可愛くても寝てるときにちょっかいを出さないであげましょう。

寝そうなときにずーっと見続けるのも猫にとってはプレッシャーです。

子猫を迎える時の注意点:家の探検は邪魔しないでおこう

最初はベッドの下からでてこなかった猫も、だんだん慣れてくると部屋の探検をしはじめます。

猫は自分が住む場所を隅々まで探検しないと安心しないので、邪魔せず好きなようにさせてあげましょう。

おもちゃで気をそらしたりもしなくていいと思います。

子猫を迎える時の注意点:小さいゴミや糸くずが落ちてないか再度確認しよう

猫を迎える前に掃除はしてると思いますが、あらためて糸くずやビニールなどが落ちてないか確認しましょう。

子猫がもし飲み込んでしまうと命に関わります。

トイレのしつけは最初が重要!猫がトイレしたそうな素振りを見逃さない

猫は犬に比べてトイレをすぐに覚えます。

猫によっては最初から猫用トイレに行って用を足す子もいるくらい。

ちなみにうちの子もそうでした。

猫がそわそわして匂いをかぎ始め、床をかく仕草をしたらすぐに猫を抱えてトイレの上においてあげましょう。

猫によっては、人に見られてると恥ずかしくてしない子もいます。

何回かトイレで用をたすと、自然とあとは自分でトイレに行って用をたすようになります。

ねこ先生
猫をもともと飼ってたところからトイレの砂を貰えるならもらっておきましょう。それをトイレの猫砂にまぜると、猫も安心してすぐに覚えます

もしトイレ以外の場所で排泄しちゃったら?

トイレの場所を覚える前に、別な所で出しちゃった!というときも慌てないで大丈夫。

そのときはおしっこをトイレットペーパーでふいて、それをトイレにおいておきましょう。

これで猫もトイレの存在を認識してくれるはずです。

もしくは、いつも同じ場所で排泄する場合はそこにトイレを設置するのも効果的です。

猫にトイレを教える基本のこと

基本その1:トイレは決まった場所を動かさない

トイレはいつも同じ場所に置きましょう。

人間の場合でも、トイレの位置が毎回違ってたらイヤですよねw

猫はかなり賢いので、同じ位置にトイレがあるとほかの場所ではほとんどしなくなります。

基本その2:トイレはいつも清潔にしよう

猫のおしっこは平均して1日2~3回です。

うんちは平均すると1日1~2回くらい。

トイレ掃除は毎日すると匂いもなく清潔に保てます。

毎日やると言っても、猫砂はおしっこがかかると固まるのでスコップでそれをぽいっと捨てるだけ。

非常に簡単なのでめんどくさくはありません。

猫砂の下に敷く吸収シートは週に1回の交換で大丈夫です。

猫砂全体の入れ替えは月に1回でもOK。

基本その3:トイレの場所は、隅っこがおすすめ

トイレの場所は基本的に人がどたばた通るエリアから外れたところが良いです。

部屋の隅っこにおいてあげましょう。

多頭飼いをしてる人は、猫1匹にたいしてトイレは1つが基本です。

食事はかならず「総合栄養食」にしよう

キャットフードは、「総合栄養食」「一般食」「栄養補完食」「副食」にわかれます。

一般食は安いですが、猫にとってあまりいい栄養とは言えません。

毎日あげていいのは「総合栄養食」です。

安いキャットフードは穀類が多いので注意!

スーパーなどで売ってる安いキャットフードは、主原料に穀類(とうもろこしやコーングルテンミール)を使っているものがあります。

猫は基本的に肉食なので、穀類が多いのはよくありません。

オススメできるキャットフードを栄養学に添って実際に検証してみました。

安心して食べさせれるキャットフードを栄養学から考えてみた記事もあるので、ぜひこちらを参考にしてみてください。

水は新鮮なものを用意しよう

水はいつでも新鮮なものを好きなだけ飲めるようにしておきましょう。

とくにミネラルウォーターにする必要はなく、水道水で大丈夫です。

一応あってもいい猫草

ぼくんちの猫はまったく猫草を食べません。

ですがそれはそれで問題ないのでOKなんです。

ただ、猫草が好きな猫もいるので試しに一回買ってみるのはいいかも。

猫草のメリットは諸説ありますが、

  • 繊維質が豊富なので便秘解消になる
  • 足りてない栄養素を補ってる(かもしれない)
  • 飲み込んだ毛を吐くための刺激
  • なんか噛んでると面白いから噛んでみた

猫草が好きな猫がいたとしても、みんな好きな理由は違いそうです。

※子猫には猫草はよくありません。消化できずに下痢や嘔吐を起こす可能性があります。

ワクチンはなるべく早くしてあげよう

絶対に忘れちゃいけないのが、猫のワクチン接種です。

なるべく早く動物病院に行って、ワクチンを打ってあげましょう。

親猫から病気を受け継いでる可能性もあるので、ちゃんと健康診断をしてもらうことが大事です。

基本的には生後2ヶ月と3ヶ月に受けて、あとは毎年1回のワクチンを受けるのが一般的になります。

ワクチンはその効き目にあわせて3種ワクチン、7種ワクチンなどがあり費用はおおよそ5000円前後から受けられます。

どのワクチンが良いかは獣医さんと相談して決めましょう。

ワクチンは超大事!ワクチンで防げる病気

  • 猫インフルエンザ・・・猫ウイルス性鼻気管炎。くしゃみ、発熱、下痢、食欲不振など。
  • 猫カリシウイルス感染症・・・発熱、下痢、潰瘍、肺炎など。子猫は重症化しやすい。
  • 猫パルボ・・・猫汎白血球減少症。血液中の白血球が極端に現象する。激しい嘔吐や高熱。子猫は重症化しやすい。(以前一部の猫カフェで流行して問題になった)
  • 猫クラミジア感染症・・・結膜炎、涙目、くしゃみなど。
  • 猫白血病ウイルス感染症・・・発熱、貧血など。

しつけは小さいうちからやってみよう

猫はその性格上、犬のようにしつけることはまず無理です。

そこがかわいいんですけども。

猫のしつけは「猫との妥協ポイントを探る」ことがメインになってきます。

猫がトイレ以外でおしっこをしたら、そこにトイレを移動してみるとか、

爪とぎをいたるところでしまくるから、いろんな爪とぎを買ってみるとか…。

まぁ、簡単にいえば「猫にあわせていろいろ試してみる」ことになります。

猫と人間、どっちがエラいのかと言えば、決まってますよね。

猫です。

猫の名前を呼んであげると、名前を認識する(こともある)

猫と遊びたいときやかまってほしいときは、名前で呼んであげましょう。

猫にとって「名前を呼ばれる=なんかいいことある」と思わせると、名前を呼んだときに来てくれる確率があがります。

逆に怒って叱るときに名前を怒鳴ったりするのはよくありません。

叱るときに名前を使うと、猫との心の距離が離れちゃうのでやめましょう。

1日20分はしっかり遊んであげよう

子猫のときは特にですが、毎日しっかりと遊んであげましょう。

遊んでるうちに、あなたのストレスもどんどんなくなっていくはず。

お互いメリットしかありません。

デメリットがあるとすれば「いつのまにか猫のおもちゃがたくさんある」ことくらいです。

キャリーバッグに慣れさせよう

キャリーバッグに慣れてないと、病院につれてくときに一騒動になります。

うちの子はキャリーバッグが嫌いでいつも大変です。

キャリーバッグになれさせるためには、

  • キャリーのドアを開けたままにしていつでも自由に入れる状態にしておく。
  • キャリーの中に好きなおもちゃや、猫自身の匂いのついたタオルを入れておく。

これをすると効果的…なのですが、うちの場合はよっぽど病院がイヤなのか、まったくおとなしく入ってくれません…。

猫によってはそういうものだと諦めましょう。

爪とぎで爪を研いでもらうためのポイント

猫は本能で爪とぎをするので、爪とぎをどこでさせるかが勝負になります。

一般的には、木を模した縦型のものが好まれると言われていますが、うちの子は、床に置いたダンボール製のがお気に入りです。

これもまた猫によってぜんぜん好みが違うので、とりあえずいろいろ試してみましょう。

爪とぎは寝ているそばに置くのが良い

猫は起きると、うーん…と背をのばーしてから、おもむろに爪とぎをはじめます。

この習性を利用して、ねこがよく寝る場所の近くに爪とぎを置いておきましょう。

猫の身長に合わせた爪とぎを用意しよう

横型の場合はどれだけ大きくてもかまいませんが、縦型のときは、猫が立ったときに爪とぎしやすい高さになるか調整しましょう。

立ったときにちょうど爪が上下に動かしやすい場所にあるのがベストです。

猫が見つけやすい場所に置こう

どれだけ爪とぎを置いても、猫の目線がソファに向かってたらソファ一直線です。

猫の目線がある場所に爪とぎを置きましょう。

縦型はどっしりと動かないようにしよう

爪とぎの安定感は、安心の証。

基本的に野生の猫は木の幹で爪とぎをします。

木の幹くらいどっしりと動かない爪とぎがあれば、猫は心ゆくまで爪をとぐでしょう。

避妊・去勢は早めに検討しよう

家猫で一番悩むのがこの避妊と去勢の問題だと思います。

うちの子は、発情期がつらそうだったので避妊しました。

避妊・去勢のメリットは

  • 望まない妊娠の防止(飼えなくてツラい思いをする)
  • 生殖器系の病気予防
  • 攻撃性がなくなる
  • 発情期に大きく鳴くことがなくなる
  • マーキングが減る

という感じです。

性格は温厚になるパターンが多いですね。

デメリットは

  • 繁殖できなくなる
  • 手術費用がかかる

手術費用はだいたい2万円から4万円くらいが相場です。

だいたい1日の入院を必要とします。

夏場を快適に過ごしてもらうポイント

猫は比較的、犬に比べて暑さに強いですが、快適な温度に保ってたほうがいいです。

猫にお留守番してもらうときは、部屋に熱気がこもらないように猛暑のときはエアコンをつけておいたほうが無難。

窓のカーテンをしめて日陰を作ってあげたり、エアコンで空気を循環させたりして熱中症にならないようにしてあげましょう。

お水の補給も忘れずに!

冬場を快適に過ごしてもらうポイント

寒いときは、たくさん食べてカロリーを摂取することで体温を維持します。

とはいえ、冬場の屋外で過ごすときと同じカロリーを室内飼いの猫が食べちゃうと、激太りするので注意してください。

暖かい部屋で暮らす猫は、特に気にしなくても快適に過ごします。

猫がこんな行動をとってるときは注意しよう

  • 毛を立てたりブルブルして体温が下がるのを防いでる素振りをしてる
  • 体をずっと丸めて体温が下がるのを防いでいる

こういった仕草をしてるときは、猫が寒がっている可能性があります。

日向ぼっこができるスペースにベッドを移動するか、毛布をあげてみましょう。

部屋全体が暑くならないようにしよう

暖房を入れてると、部屋全体がむんむんと暑くなっちゃうときってありますよね。

猫が涼しい場所に逃げれるように、ひんやりした空間を作っておいてあげるのも大事です。

ベッドの下などに入れるようにしてあげましょう。

ストーブを使う人は猫のヤケドに注意!

基本的に猫が自分から熱いものに触ってヤケドすることはないとは思いますが、まったく知らない状態だと触っちゃう可能性があります。

ストーブやヤカンなど、熱いものには触らせないようにしましょう。

乾燥しないように加湿器もあると便利

人間と同じく、猫も乾燥しすぎると呼吸器官を痛めることがあります。

暖房を使うといつの間にか空気がカラッカラになってることもあるので、加湿器は小さいものでもあるといいですね。

部屋の二酸化炭素濃度も上がりすぎないように換気も適度にしていきましょう。

3月と11月は、いつもよりブラッシングを丁寧にしよう

猫の換毛期は年に2回、3月と11月に訪れます。

最初はびっくりするくらいに抜け毛がでますが、心配しなくて大丈夫です。

ちなみに室内飼いの猫の場合、季節の寒暖差が少ないので換毛期が来ないこともあります。

適当にいつも毛が抜けて、生え変わり続けるという適応をしていくので、そうなっても病気ではありません。

猫を撫でてるときに、ついでに体調チェックもしよう

猫を撫でてるとゴロゴロいってきて、めっちゃ甘えて来たりしますよね。

そのときを逃さず、猫の体調で変なところがないかチェックしちゃいましょう。

猫の体を触って、怪我してないか、痛がるところがないか、目やにがついてないかなどを確認してください。

もしちょっとでも「おかしいな」と思ったら動物病院につれていきましょう。

猫は意外と我慢しつづけるタイプなので、できるだけ飼い主が気を配ってあげることが長生きの秘訣になります。

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