シャルトリューのデータ
原産地 | フランスで自然発生 |
祖先 | 不明 |
体型 | セミコビータイプ(がっしりした体型) |
頭の形 | 幅広で丸まっこく、頬はおおきめ。口元小さめ。 |
毛の長さ | 短毛種 |
鳴き声の大きさ | 小さい |
しつけ | しやすい |
体重(オス) | 4~6.5キロ |
体重(メス) | 3~5キロ |
平均寿命 | 12才から15才前後(人間年齢にすると78才前後)平均の猫寿命(15才)と同じくらい。 |
気をつける点 | 身体が大きいので完全に成長するまでに4年くらいかかることもあります。 |
よく見る毛の色は?
ブルーのみ。
ほかの毛の色はありません。
よく見る毛のパターンは?
単色のみ。
つまり、シャルトリューはブルー一色しかないのです。
よく見る目の色は?
ゴールド、オレンジ、カッパーの3種類です。
身体の特徴は?
顔の特徴
丸っこい顔です。
口元が小さく、頬が大きいこともあり、「微笑みの猫」なんて呼ばれたりもします。
毛の特徴
短めで密度が高く、水分を弾きます。
羊毛にちょっと似た感じ。
羊毛はかなりごわっとしてますが、そこまでではありません。
耳の特徴
耳はの大きさは中くらい。
先端は丸めで、頭の高い位置にまっすぐについています。
足の特徴
足は意外と短め。
足先は丸いです。
ボディががっしりしているので、それに対してはちょっと細い印象も。
だからじゃがいもにささったマッチ棒とか言われてるのかも。
胴体の特徴
大きくてがっしりした、頼りがいのあるボディ。
胸も厚みがあり、筋肉質です。
しっぽの特徴
ボディとほぼ同じくらいの長さ。
先端がちょっと細くなっています。
目の特徴
目は大きくて丸め。
目の間隔は若干離れ目です。
シャルトリューの一般的な性格は?
おだやかでおとなしい性格です。
厳しい環境で育ってきたので、忍耐力も高め。
声も小さく、マンションでも飼いやすい猫です。
おとなしい性格とはいえ、遊ぶのは大好きなので、たくさんかまってあげましょう。
頭が良くて、割と従順なコが多いです。
シャルトリューの歴史は?
起源についてはいくつかの説があります。
- カトリック系のカルトジオ会に所属する修道士をシャルトリューというのですが、その修道士が北アフリカから船で連れ帰ってきた説。
- シリアから来た説。
- 十字軍の時代に欧州に持ち込まれた猫の子孫説。
などがあります。
名前の由来についてもこれまたいくつかあります。
- カルトジオの修道士が生み出したリキュール(お酒)の名前がシャルトリューズだからそれにちなんでつけた。
- 18世紀前半のスペインの羊毛の名前にちなんでつけた。
という感じ。
どっちにしろ、古くからいた猫ということは確かです。
18世紀の学者からは「フェリス・カートゥス・コエルレウス」と呼ばれてもいました。
ラテン語で「鋭い声をもって鳴く暗青色の猫」という意味だそうです。
…名前長いよ!
猫の名前を聞かれて、
「このコは、"鋭い声をもって鳴く暗青色の猫"っていう種類なんですよー」
なんていうの恥ずかしすぎます。
シャルトリューになって良かったです。
シャルトリューはネズミ捕りがうまいので、ワーキングキャットとしてフランス中に広まりました。
しかし、毛がブルーで美しく、かつ水を弾く特性があったため、毛皮として使われるようになります。
第2次大戦のときには多くのシャルトリューが乱獲され、絶滅の危機にもなりました。
しかし、フランスのブルターニュに住むレジェ姉妹が保護活動をがんばったお陰で、現在は絶滅の危機を脱しています。
レジェ姉妹スゴい!
その後、1960年代にはアメリカにも渡っていきました。
シャルトリューの別名は、「微笑み猫」「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」「修道院の猫」「犬のような猫」などがさまざまな名前があります。
地元に愛されてる猫という感じですね。
飼育のポイントは?
おだやかな性格かつ、頭が良いので育てやすいです。
オスとメスでは、オスのほうがかなり大きくなるという特徴があります。
完全に成長するまでには2年ほどかかり、目の色も輝きが増していきます。
抜け毛はかなり少ないほうなので、掃除はラク。
グルーミングは、朝夕の1回ずつ、ブラシングをしてあげてください。
シャルトリューに似ているネコは?
ロシアンブルーとコラットが似ています。
3匹揃ってブルー御三家!
3種の中では一番シャルトリューの顔がふくふくもっちりしていますね。