居るだけで癒やされていつの間にかあなたの隣を占領する猫。
猫を撫でてるだけで、この世の悩みがすべて吹っ飛ぶ気がしますよね。
そんな猫と上手に一緒に暮らしていくにはどんなことが必要か、わかりやすくまとめてみました。
「自分は猫が飼えるかな…」と心配なあなたの助けになればさいわいです。
はじめて「猫を飼いたい!」と思ったあなたへ
一番大事なことは「猫とずっと一緒にいる」という心構え
猫もあなたやぼくと同じ生き物です。
美味しいごはんを食べると嬉しいですし、病気になったらツラいです。
なにより見捨てられてしまったら生きていけないかも知れません。
猫は友だちであり、子供であり、一生そばにいる伴侶(はんりょ)です。
猫は20年近く生きる動物なので、「猫の一生を面倒みる」という覚悟をしましょう。
毎日の食事や排泄物の処理、避妊や去勢も必要ですし、ある程度は一緒に遊んであげないといけません。
猫と一緒に暮らすことは、とってもステキな人生になります。
ですが安易な気持ちで飼ってしまい、2.3日で飽きたら猫にとっては悲劇です。
飼う前に「猫と一生をともにできるか」をしっかりと考えておきましょう。
※現代は放し飼いは推薦されていません。車などの危険や病気の心配もあるので、室内飼いがメインになります。
猫が途中で飼えなくなってしまう主な原因
- 引越し先でペット禁止物件を選んでしまった。
- ペット禁止物件で飼ってるのがバレた。
- 放し飼いをしていて近所から苦情が来た。
- 自分や家族が猫アレルギーになってしまった。
- 金銭的な理由で飼えなくなってしまった。
こういったケースが起こらないように、しっかりと面倒をみることが大事です。
ほとんどの方はちゃんと猫を責任もって世話しているので問題ありませんが、たまにおもちゃのように扱う人もいるので悲しい事件が起こってしまうケースがあります。
猫と出会う方法は5種類
その1:ペットショップ
猫たちがずらーっとショーケースに入っていて、飼いたい気持ちになっちゃいますが、選ぶときは慎重に。
ペットショップは悪質なところだと猫の健康状態に気を使っていないところもあります。
猫がストレス貯めてなさそうか、毛並みの調子はいいか、人におびえていないか確認しましょう。
その2:ブリーダー
ブリーダーから直接、猫を有料で譲ってもらうこともできます。
ブリーダーから直接購入するメリットは、
- 市場に流通してないので感染症にかかるリスクが低い
- 基本的なトイレなどのしつけができてる場合がある(ブリーダーによります)
- 猫の社会性がある(親や兄弟と一緒に育てられるので、子猫に社会性があることが多いです)
ただしブリーダーも悪徳な人がいるので、身近に信用できる知り合いがいない場合は要注意。
ブリーダーとは直接取り引きをするので、クレームなどの対応は個人個人でそれぞれ違います。
その3:保護猫カフェや愛護施設で見つける
ぼくのおすすめがこちら。
保護された猫を飼うために、カフェを経営しているところがいくつかあります。
保護猫を飼うメリットは
- 捨てられるかも知れない猫を救える
- 価格が非常に安い
- 子猫だけじゃなくいろんな猫がいる
- 猫同士で暮らしているため、社会性がある
- トイレなど基本的なことはマスターしている
- 猫によっては非常に人懐っこい(もしくは捨てられたせいで寂しがり屋な子もいる)
その4:ネット掲示板で里親募集を見つける
個人同士のやり取りになります。
猫が生まれたので里親を探してます!という募集ですね。
非常に安く猫を譲ってもらえることもありますが、個人同士なのでトラブルも少なくありません。
猫を譲り受けるかどうか決めるまえに、かならず相手に会って猫をしっかり確認しましょう。
※猫を見に行くときは、誰かと一緒に行くようにしてください。一人で行くのは極力控えましょう。
その5:捨て猫の保護
あまりないことですが、捨てられてしまった猫の保護をするのもいいと思います。
その際に注意したいのは
- 親猫が近くにいるだけで、捨て猫じゃない場合がある
- 病気に感染してることもあるので、家に連れて帰る前にまずは動物病院で健康診断を受けさせよう
この2点。
特に屋外にいる猫はノミがかなりついてるので、部屋に直接入れるのはあまりおすすめしません。(もちろんダメというわけじゃないです)
猫を選ぶ注意点。猫によって大変さは違います!
純血種(単一の種)の猫は、特性がそれぞれにあり、性格も猫の種類で大まかに分類されます。
例えばベンガルという猫は、活発で食事の量が多くもりもりと食べ、抜け毛は少なめ。
メインクーンはとても大きくて活発だけど飼いやすく、抜け毛は多めです。
特に長毛種の場合は、グルーミングといって毛のお手入れが必要です。
抜け毛の季節になると半端ない毛の量がでるので、それも覚悟しなくてはなりません。
猫様の抜け毛がすごい pic.twitter.com/owtqiFGySb
— 麗桜(恋司) (@Aristocratism) June 25, 2019
こんな感じでもさーっと抜けたりします。
ぼくは雑種(アメショっぽいやつ)を飼ってますが、基本的に雑種のほうが健康で長生きする傾向にあります。
さらに雑種は毛の長さや色、模様が多種多様で、ほかの猫と混じってもすぐにわかります笑
猫を飼う前にチェックする4つのポイント
室内飼いをしても大丈夫かどうか
猫にとって外の世界は危険がいっぱいです。
ほかの猫との縄張り争いや車、バイクなどの鉄の塊がくる危険性。
伝染病や悪い人が毒入り餌を食べさせることだってあります。
できるかぎり室内飼いをするようにしましょう。
ちなみに猫にとって「室内飼い」がストレスになるかというと、ぼくの猫の場合はまったくそんなことありませんでした。
部屋の中に猫が登れる棚や隠れるスペースを作ってあげるのは必須です。
それと猫は騒音が嫌いです。
常に大音量で音楽を聞いたりする環境にはしないようにしましょう。
それなりに運動できる広さがあるかどうか
猫がしっかり運動できる広さを確保してあげるのは大切なことです。
とはいっても、6畳ワンルームでも高さを確保してあげれば最低限大丈夫。
できれば2部屋以上あって、猫がダッシュできる距離が長くとれるといいですね。
特に1才未満のねこはものすごく遊びたがるので、ドタバタしてても温かい目で見守ってあげましょう。
毎日20分くらいは一緒に遊んであげればいいと思います。
グルーミングを毎日できるかどうか(長毛種と抜け毛の季節の場合)
猫はもふもふしてるだけに、抜け毛はどうしてもでてしまいます。
長毛種は特に抜け毛がスゴいので、毎日のグルーミングが大切。
猫とのスキンシップにもなるので絶対にやってあげましょう。
猫の毛玉でけだまるまつくた。 pic.twitter.com/j31EzcDMus
— み。@ship6 (@shin_ran_shogar) June 27, 2019
こんな感じで、猫のグルーミングが苦にならないどころか楽しんでいる飼い主さんもいます。
近くに動物病院があるか、治療費を払えるだけの貯金があるかどうか
猫も人と同じで、病気になることがあります。
もし自分が病気になっても、原因不明のまま病院にも行けなかったらイヤですよね。
猫の体調が悪くなったときに、すぐに病院に連れて行って診察料を払えるだけの貯金は別でしておきましょう。
動物病院の治療費は基準らしい基準があまりなく、病院によって違います。
相場で言えば、
- 初診料・・・1,400円前後
- 時間外診察料(平日)・・・2,300円前後
- 時間外診察料(深夜)・・・4,500円前後
- 入院料・・・1日2,600円前後
- レントゲン・・・4,000円前後
となっています。
健康第一ですが、万が一のときに備えておくのも大事です。
備えあれば憂いなし!
猫を迎え入れる準備を楽しくしてみよう
猫が室内で快適に暮らせるためには、
- 外の景色が見える場所を作る
- 天井付近の高いところでくつろげるスペースを作る
- 隠れるところを作る
- 人が見えない位置にトイレを作る
をイメージしながら部屋作りをしていきましょう。
ガラス瓶や食器など、壊れやすいものは部屋からなくしておいたほうが後々後悔しません笑
猫と一緒に生活するために準備するもの:トイレ
なにはなくとも一番大事なのがトイレ。
ぼくのおすすめは、猫砂とおしっこシートが分かれているタイプです。
こんな感じで匂いもかなり少ないですし、なにより手間が楽!
猫は最初に使ったトイレをずっと愛用するので、ケチらないのが正解です。
ちなみにこれは、花王 ニャンとも清潔トイレセット オープンタイプ (猫ちゃん想い設計)というもので価格は3300円くらい。
猫と一緒に生活するために準備するもの:ベッド
猫が落ち着けるベッドも必要です。
日のあたりがよく、外が見えるところに置きましょう。
ベッドの形になにを選ぶかって、飼い主のセンスが一番でるところでもあります。
猫と一緒に生活するために準備するもの:一人でのんびりするスペース
猫は狭い所が大好き。
たまに猫が見つからない時って「おま…なんでそんな隙間に…!?」なんてことが多々あります。
ベッドがある人は、その下の隙間にいたなんてことがよくあるはず。
布団しか敷いてない人は、猫が隠れる場所をつくってあげましょう。
猫と一緒に生活するために準備するもの:キャットタワー
猫が登れる棚があれば、キャットタワーは必要ないんですが、ないよりはあったほうがいいです。
キャットタワーによっては、爪とぎスペースや隠れる場所、噛んで遊べる紐などの充実したオプションがついているものもあります。
最初は使われなくても、そのうちに猫の匂いがついてくれば自然と遊んでくれるようになっていきます。
猫と一緒に生活するために準備するもの:爪とぎダンボール
猫はかならず爪とぎをします。
爪を切ってあげても絶対にするので、爪とぎ本能を鎮めるために爪とぎダンボールは用意しておきましょう。
ちなみにソファなどの布製品は、大抵ボロボロにされちゃうので覚悟してください。
ソファでも、合皮ソファーやスエードっぽいソファだとわりと大丈夫。
こういう質感のやつです。
猫と一緒に生活するために準備するもの:楽しいおもちゃ
猫と楽しく遊ぶためのおもちゃも用意しましょう。
ちなみにどんなおもちゃが気に入ってくれるかは猫によってまったく違います。
子猫は大抵なんでも楽しそうに遊んでくれるので、そんなに神経質になって選ぶ必要はないかも…。
あんまり高い電動式のおもちゃとかは必要ありません。
猫と一緒に生活するために準備するもの:猫が水を飲むための給水器
猫がいつでも水を飲めるように給水器も必要です。
Amazonで買えばだいたい2000円くらいからあります。
うちで使ってるのは、
こんな感じのかなり簡単な作りのものですが、猫からは特に不満の声はでていません。(ちゃんと使いこなしてくれてるし、水がなくなったときは文句いわれる)
猫と一緒に生活するために準備するもの:キャットフード
キャットフードはなるべく大安売りしているものではなく、ちゃんと栄養が管理されてるものを選びましょう。
キャットフードに関してはこちらの記事でまるっと書いています。
健康は食事から!