ラグドールのデータ
原産地 | アメリカで人為的な発生 |
祖先 | ペルシャやバーマンなど |
体型 | ロング&サブスタンシャルタイプ(大柄でもっちりがっちりしている) |
頭の形 | 幅広で丸まっこい |
毛の長さ | 長毛種 |
鳴き声の大きさ | ふつう |
しつけ | しやすい |
体重(オス) | 4~7キロ |
体重(メス) | 4~6キロ |
平均寿命 | 14才から16才前後(人間年齢にすると80才前後)平均の猫寿命(15才)と同じくらい。 |
気をつける点 | 身体が大きいので完全に成長するまでに4年くらいかかることもあります。 |
よく見る毛の色は?
よく見る毛のパターンは?
ポインテッド、ミテッド。
メインの色は白で、顔、耳、足先、しっぽにカラーが入ります。
足の先が白くなっていて、靴下を履いているように見えるパターンをミテッドと呼びます。
よく見る目の色は?
ブルーのみ。
身体の特徴は?
顔の特徴
まるっとしていて、大きさは普通。
おでこが平たい。
毛の特徴
長毛だけど、もつれにくい。
長さはセミロングで、アンダーコート(身体に近い生え方をしている毛)が少なく、さわるとふわふわ&なめらか。
耳の特徴
耳はの大きさは中くらい。
付け根は広くて、先っぽは若干丸みがあります。
少しだけ前のめりについています。
足の特徴
足は長くもなく短くもなく。
ボディが大きいぶん、がっしりとした足になっています。
後ろ足のほうがやや長いのが特徴。
足の先は大きめで、まるっとしています。
胴体の特徴
大きくて、割と筋肉質。
でもラグドールの筋肉を含めた全体の感じはけっこう柔らかめ。
おなかももっちりしているので、肥満と間違われやすい(油断しているとホントに肥満になるので注意)。
しっぽの特徴
ボディとほぼ同じくらいかちょっと長いくらい。
先っぽはやや細くなりますが、ふさふさの毛で覆われているのでそんな感じはパッと見ではしません。
目の特徴
たまご型のくりくりっとした大きな目をしています。
目の間隔はさほど広くはない感じ。
耳の付け根に向かってちょっとナナメになっていて、若干つり目ぎみです。
目の色は薄いブルーしかありません。
ラグドールの一般的な性格は?
ラグドールという名前は「ぬいぐるみ」を意味しています。
抱っこしたときに、なすがままにぬいぐるみのようになることから名付けられたと言われています。
実際、性格はおだやかです。
つねにどたばた走り回る感じではなく、人の近くでのんびりしているのが好きなコも多くいます。
なかなかに忍耐強く、猫にしては従順な一面も。
おとなしくて静かなので、老夫婦の生活にもぴったりマッチする感じですね。
なんとなく気品ただよう感じなのは、毛が美しくつり目ぎみの大きな目とその性格からくるものだと思います。
ラグドールの歴史は?
1960年代、カリフォルニア州のアン・ベーカーという犬のブリーダーが長毛の野良猫を助けたのがきっかけといわれています。
猫にまったく興味がなかったアン・ベーカーですが、このおとなしくて長毛の猫を拾ったことで猫好きに激変。
同じような猫の品種を作り出そうとがんばります。
ペルシャとバーマンを交配させて、さらに生まれたコをバーミーズと交配させて生まれたのがラグドールの原型になりました。
だんだんとアンの交配させている猫の美しさが周りに広まっていき、多くの人がブリーディングをしたいと申し出る人も現れることに。
しかしアンは猫愛がかなり強かったので、自分の理想を追い求めるあまり、フランチャイズ形式でほかのブリーダーたちを管理することにしたのです。
ただそのブリーダーの中で、デニー・ダントンという人はなぜかフランチャイズの契約をしてなかったようです。
そしてしばらくして、デニー・ダントンが「ラグドール」という名前で正式に登録したと言われています。
うーん、なんかこう、いろいろと複雑な事情がありそうな感じですね…。
飼育のポイントは?
基本的におだやかな性格なので、しつけに苦労することもあまりないと思います。
忍耐強い性格な分、知らない間にストレスをためてしまっていることも。
放置しないで、しっかり毎日のスキンシップをしてあげましょう。
食事面でも、身体が大きいラグドールは栄養管理をしっかりしてあげないと栄養不足や肥満になりがちです。
身体が大きいということは、重量もそれなりに重たいということ。
壊れやすそうなものはなくし、棚など猫が登りそうなところは倒れないようにしっかり固定しておきましょう。
ラグドールに似ているネコは?
ラガマフィンという猫が激似です。
というか、ラグドールブリーダーとの対立によって生まれた品種なので、似ていて当然なのです。
ラガマフィンは毛の色やパターンの種類もかなりあり、目の色も多彩です。
性格はラグドールと同じで、おとなしくおっとりした猫です。