スコティッシュフォールドのデータ
原産地 | 短毛種はイギリスで、突然変異的な発生をし、長毛種はアメリカで人為的な発生 |
祖先 | ブリティッシュショートヘア |
体型 | セミコビータイプ(足や胴体、しっぽが長め) |
頭の形 | まるっこい。一番まるっこい。 |
毛の長さ | ほとんどが短毛種、まれに長毛種 |
鳴き声の大きさ | ふつう |
しつけ | しやすい |
体重(オス) | 3~6キロ |
体重(メス) | 3~5キロ |
平均寿命 | 10才から13才前後(人間年齢にすると70才前後) |
気をつける点 | 遺伝性骨形成異常や心筋症、外耳炎、尿結石などに注意。 |
よく見る毛の色は?
ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリーム、チョコレート、シナモン、フォーン
毛色のバリエーションはかなり多いです。
よく見る毛のパターンは?
単色、タビー、シルバーアンドゴールデン、スモーク&シェーデッド、パーティカラー、キャリコ&バイカラー、タビー&ホワイト
よく見る目の色は?
サファイアブルー、イエロー、ブルー、ゴールド、アクア、オレンジ、グリーン、カッパー、ヘーゼル、オッドアイ
身体の特徴は?
顔の特徴
たれた耳も相まって、猫の中で一番まるっこい顔かもしれません。
ちょっとだけフクロウに似ています。
鼻は幅が広めで短いので、余計に顔がまるく見えます。
ほおもふっくらしているので、どの場所から見てもまんまるな顔です。
毛の特徴
毛はかなり密度が高く生えているため、ビロードのような手触りになります。
厚みもあるので、ふわっふわでやわらかいのも特徴的。
身体に対して立っている感じで生えています。
短毛種と長毛種がおり、長毛種はセミロングくらいでやたら長いわけではありません。
耳の特徴
スコティッシュフォールドの特徴とも言えるたれ耳。
ですが、なかには耳が立っているコもいます。
立っているほうが猫としては普通なだけに、耳が折れているコよりも遺伝性の骨の病気になりづらいと言われています。
耳の形は、かなり小さく、先っぽは丸くなっています。
足の特徴
割と短足です。
親近感覚えます()
意外と筋肉質でがっしりとした足をしています。
足の先(ポー)は丸っこいです。
胴体の特徴
顔とおなじく、胴体も丸っこいのが特徴です。
しかし、実は筋肉質なのでちょっと硬め。
肩と腰の幅がほぼ同じとなっています。
しっぽの特徴
しっぽは長めで、先っぽに向かうほど細くなっています。
柔軟性があり、身体とのバランスは良い感じ。
目の特徴
大きくてまんまるな目をしています。
これがふくろうに似ているいちばんのポイントかな…?
ブサカワ猫と対極の、ストレートに可愛さがある目つきですね。
目の色は、毛の色に応じて決まります。
スコティッシュフォールドの一般的な性格は?
まんまるな見た目通り、一般的におおらかでおだやかな性格をしています。
人と一緒にいるのも好きで、割と賢い猫です。
活発に遊びまくるというタイプではないですが、人と遊ぶのは好きなようです。
流れてる水が好きという話もあるので、たまには水道の蛇口で遊んであげてもいいかも…?
スコティッシュフォールドの歴史は?
もともとはスージーという猫から始まりました。
1961年、イギリスのスコットランドで、羊飼いに飼われていたスージーという猫。
この猫こそがスコティッシュフォールドの元祖と言われています。
スージーは耳がぺたんと折れていて、ホワイトの毛を持つ長毛種の猫だったと言われています。
そしてスージーの飼い主の隣りに住んでいたロス夫妻がブリティッシュショートヘアの猫と交配させたところ、またもや耳の折れた猫が生まれたのが、繁殖の最初と言われています。
しかし、最初の内は奇形や骨格障害ということで、イギリスでは品種の認定はされませんでした。
その後に、アメリカでアメリカンショートヘアや、ペルシャ、バーミーズなどとの交配を経て、より美しく健康的な骨格のスコティッシュフォールドが誕生して現在にいたります。
飼育のポイントは?
おおらかでおだやか、賢い性格のため飼育難易度も高くはありません。
人見知りもしないコが多く、知らない人にも平気で近づきます。
他の品種の猫との相性も悪くないので、多頭飼いにも向いています。
運動量は少ないので、夜中にドタバタする可能性も低めになっています。
グルーミングは、短毛種の場合は朝夕1回ずつ。
長毛種も朝夕1回ずつですが、その際にコーミング(クシでとかすこと)もしてあげてください。
スコティッシュフォールドの耳は、生後2、3週間ほどで折れると言われています。
折れる確率は30%ほどで、ストレスや病気が原因で折れたり立ったりすることもあります。
折れた耳同士の交配はゼッタイに避けてください。
特に耳の折れたコについては、病気になっていないか注意深く観察することが大切です。
例えば
- 高い場所にジャンプしない。
- 動きがたどたどしい。
- 歩き方がどこか変。
- スコ座り(お腹を上にして座ること)をしはじめた。
などが見られた場合、骨の異常がある可能性があります。
スコティッシュフォールドに似ているネコは?
マンチカンはまんまるな目が割とスコティッシュフォールドに似ています。