
いろんなキャットフードをレビューしてきましたが、今回はカナガンのモグニャンを食べてもらいました。
プレミアムキャットフードの代表格でもあるモグニャン。
試食会で93.9%が継続したいと言ったこのカリカリの実力やいかに!?
特徴としては、
- 白身魚を63%も使用している(そもそも割合を公表してるのがすごい)
- 食材と栄養バランスが優れているので、赤ちゃんからシニアの猫にも対応
- グレインフリー&着色料と香料は不使用
- りんご、かぼちゃ、クランベリー、さつまいも、サーモンオイルなど素材が厳選されてる
- 100gあたり264円でちょっとだけお高いけど、1日のごはん代で考えると約130円ほどにしかならない
という感じです。
今回、試食してもらった猫たちの反応を見て思ったのが、
「もっと食べたい!という感じでパッケージにガンガンアタックしてきた勢いがいままでで一番だった」
ということ。
モグニャンを試食してもらったあとに、このブログ用にパッケージの撮影をしてたときの風景がこちらです。

めちゃくちゃ猫たちが寄ってくるw
きみたち、もしかして食材の説明を読んでいるのか…!?
これは別にやらせとかじゃなくて、普通に撮影しようとしてるのに猫たちが離れないんです。
やっぱり安いキャットフードのフィッシュパウダーとかじゃなくて、本物の白身魚をめっちゃ使ってるだけあって匂いがいいのかも…。
【キャットフード実食!】モグニャンはカリカリの最高峰なのかレビュー!
まずは実際の食べっぷりを動画でチェック!
動画ダイジェスト

猫のご飯って、1日あたり100円を超えるくらいで高級食材になってきます。
冷静に考えるとめっちゃ安い…。

試食会では、93.9%もの人が継続したいというアンケート結果だったようです。
それが本当なのか、今回の試食でわかる…!!

粒はかなり小さめ。
なるほど、子猫からシニアまで対応してるというのは確かにそのとおりかも。
粒が小さいので、まだ小さい猫やアゴが弱った猫にも食べやすそう。
かといって、飲み込んでしまうほどには小さくありません。

プレミアムキャットフードのなにが良いかといえば、原材料がちゃんとホンモノの食材を使っているということ。
安いキャットフードだと、穀類などに味付けをしたものが主流です。
例えて言うなら、うまい棒のチーズ味なのか、本物のモッツァレラチーズなのか…ということですね。

原材料がいいのはさておき、問題は猫たちの食いつきです。
ナチュラルフードって、味付けもナチュラルだからそんなに食いつきが良くないかもな…と思っていたらすぐに猫たちが来ましたw
早いな!w

しかもこれ、このちょっと前にごはんはごはんでちゃんと食べてるんですよ。
今回は初めてということもあって、おやつレベルの量(少量)で試してみたんです。
それなのにこの食いつきっぷり。

おっと、一番のくいしんぼうな子猫がやってきました。

動画のマイク、間違って電源入れて無くて音声が入ってないのですが、めっちゃ子猫がウ~って威嚇しながら食べてますw
「ぼくのを取るなよ!」って感じでガツガツ。

最初に食べてたオトナ猫も、じゃっかん引き気味w

右奥で、子猫の様子をちらちら確認しながら食べたそうにしてます。

左のコは、そんな争いをしりめに黙々と食べ続けてますね。
(よく見ると、右側でもオトナ猫がこっそり食べてます)

でもやっぱり子猫がぐいぐい頭を突っ込んでごはんを独り占めしました。

一番今回びっくりしたのが、封を開けたパッケージに猫たちがものすごい寄ってきたこと。
そんなにいい匂いするの…!?
いままで時間をかけつつ、数十種類のキャットフードを試食してもらってますが、こんなにガンガン猫たちがパッケージに集まってくることはありませんでした。

やっぱりお高いものはそれなりの価値があるってことなんですね…。

一人でもくもくと食べてた白猫は、もう食べ終わりそうになってきました。

右側で食べたそうにしているコ、そして画面外でいいなーって感じでうろうろしてるコたちにもあとでちゃんとおやつの量をあげておきました。
【総合評価】モグニャン

素材の良さ、猫たちの食いつき具合を見てるとかなりオススメできるキャットフードだと思います。
あとは値段がちょっと高いのが気になるかもですが、1日あたり100円ちょっとですからね…。
そんなに高いってほどじゃないと思います。
ぼくの食費と比べたら明らかに安いですし…笑
猫を家族として見てる方には、ぜんぜん問題じゃない価格帯だと思います。
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一般的な価格の目安
1.5キロで4,356円でした。
100gあたり約290円ほどになります。
成猫で3.5キロくらいだと1日の量が50グラムくらいなので、1日約145円ほど。
缶ジュース1つ分くらいですね。
【硬さ・大きさ・厚みの実測】

粒はこんな感じ。
小さいかなーと思ったのですが、測定してみると意外な結果に!

横幅が一番長そうなものを測ったところ、9.48mmでした。
10mmが平均なので、実はそんなに小さくない…?

でも、横幅と厚みが4.71mmなので、全体的な大きさは小さめになります。
ほかのキャットフードだとこんな感じの形が多いですよね。

丸かったり、四角かったり…。
こういう形に比べると、モグニャンは子猫やシニアにも食べやすいのかも。
よく考えられてますなぁ…。

硬さはだいたい95HAだったので、平均的なキャットフードの硬さと同じです。
というか、ほとんどのキャットフードがこの値になるのでこれが最適解なのかも。
【カロリーは高い?】
100gあたり365キロカロリーと標準的です。
多すぎもせず少な過ぎもしない、ちょうどいいところですね。
【安全性は高め?】
原産国はイギリスで、かなり厳格。
しかも、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした工場で生産されています。
製造ラインはモニタリングされていて、品質管理管がしっかりとチェック。
原材料も、供給元から工場に来た時点で品質テストが行われます。
やっぱり高いキャットフードってしっかりしてますよね…。
もちろん着色料は使ってないですし、人工の香料もなしです。
そしてグレインフリー(穀物不使用)という完璧さ。
【成分・原材料】
| 成分 | 割合 |
| たんぱく質 | 30% |
| 脂質 | 16% |
| 粗繊維 | 3.5% |
| 灰分 | 8% |
| 水分 | 7% |
| オメガ6 | 1% |
| オメガ3 | 2.1% |
| 炭水化物の推測値 | 35.5%前後 |
総合栄養食としてかなり良い値です。
重要なのは、”本物の食材を使ってこれを達成している”ということ。
安いキャットフードは、フィッシュパウダーやチキンパウダーなどで味を後付けしています。
モグニャンはちゃんと本物の白身魚を63%も使用して、その味を大切にしているのが違うところ。
香料も不使用なのに、猫たちがガンガン寄ってきたのは素材の匂いがしっかりあるからです。
白身魚のほかに使われているのは、
- さつまいも
- えんどう豆
- サーモンオイル
- ひよこ豆
- レンズ豆
- ひまわりオイル
- フィッシュスープ
- ビール酵母
- オリーブオイル
- アマニ
- アルファルファ
- バナナ
- りんご
- クランベリー
- かぼちゃ
- 各種ビタミン
など。
アルファルファは、豆の一種でぼくもよく食べます。
シズラーっていうサラダバーが超有名なレストランがあるんですけど、いつもどっさり入れてます…w
このように、人間も食べるものがたくさん入ってるのがプレミアムキャットフードたるゆえんなのです。
安いキャットフードは、鶏の羽など人間が食べない部分も使われているのでコストが安くなるわけですね。
【食いつきの良さ】
ナチュラル系ならではの薄味で食いつきは悪いかな…?と思ったらそんなことはありませんでした。
匂いも大好評で、味もいい感じ。
子猫がやたらと独り占めしてたのは面白かったですけど、ちゃんとほかの猫たちにも試食してもらったらいい食いつきでした。
一度あげると、パッケージにも興味津々になるので注意!
試食レベルだったせいか、「もっと食わせろ!」と言わんばかりにパッケージに噛み付いてました。

パッケージの撮影をこのブログ用にしてたときの風景がこちら。
さっそく目ざとく一匹が来たと思ったら…。

どんどん頭数が増えていき…。

ちょ、邪魔されると撮影できない…!w
という感じで好評なのはいいんですけど、ヘタをするとパッケージに噛み付いて食べ放題状態になってしまう可能性もあります。
くれぐれもご注意を!
1日にあげる量の目安
成猫の場合
| 猫の体重 | 1日の量の目安 |
| ~2.5キロ | 35~45g |
| 2.5~3.5キロ | 45~55g |
| 3.5~5キロ | 55~70g |
| 5~6.5キロ | 70~85g |
| 6.5~8キロ | 85~110g |
| 8~10キロ | 110~130g |
子猫の場合
| 猫の年齢 | 1日の量の目安 |
| ~2ヶ月 | 35~50g |
| 2~3ヶ月 | 50~60g |
| 3~4ヶ月 | 60~70g |
| 4~6ヶ月 | 70~80g |
| 6~10ヶ月 | 80~90g |
| 10~12ヶ月 | 90~100g |
【いいところ】
原材料のこだわりがハンパない
添加物がいっぱいの安いキャットフードと違い、ちゃんとした原材料を使用しているのが一番の特徴です。
もともと肉食な猫は、穀類の消化に負担がかかることがあります。
ロイヤルカナンなどは消化を良くするために穀類はかなり細かくして使用してますが、モグニャンはそもそも穀類を使用していません。
そのかわり、良質な炭水化物となるサツマイモを使用してます。
ぼくもサツマイモ好きなんですよね…。
話が脱線するんですけど、サツマイモをトースターなどで焼くとき、アルミホイルで包むよりもそのままで焼いたほうが甘みが増すって知ってました?
普通のサツマイモでもかなり美味しく焼き上がるので、やったことがない方はぜひ試してみてください!
(そんなの当たり前じゃん!という方はスミマセン…)
香料を使わずに猫たちの興味を引けるのがすごい
正直、猫の食いつきだけを重視するのであれば安いキャットフードでもいいものはあります。
ただそれって、人工的に作った味なんですよね。
カニじゃなくてカニカマ、みたいな。
安いキャットフードは、お魚味と言ってもフィッシュパウダーを使って擬似的にお魚っぽくしてるだけだったりします。
モグニャンは素材のほとんどが白身魚なので、香料を使わずとも猫たちを魅了する匂いがあります。
それって結構すごいことなような…。
ステーキ味のポテトチップスと、ステーキを比べてるような感じですね。
整腸作用が期待できる食材が入ってる
モグニャンの食材では、ビール酵母、サツマイモ、りんご、かぼちゃなどが整腸作用が期待できます。
ちなみにぼくもビール酵母は毎日飲んでいます。(アサヒフードアンドヘルスケアのエビオス錠というヤツ)
毎日飲んでるおかげか、便秘もかなり少なくなりました。
【気になるところ】
多頭飼いをしてる人はコストが気になる
1日あたり100円ちょっとの食費なら、1頭しか飼ってない場合は特に気にならないくらいのコストですよね。
たったそれだけの出費で、猫がちゃんとした本物のごはんを食べれて健康に役立つのだとすれば…。
猫を家族として迎えてる方には特に気にならない価格帯だと思います。
ただ、10匹とか飼ってる方にはちょっと厳しいかも。
いいものではあるんですけど、猫の頭数が多いとさすがに毎月の出費が食事だけで数万円になってくるので、難しい気もします。
猫の体質にあってるかどうかはうんちの状態でチェック!
こればっかりは猫それぞれによって違うのですが、キャットフードが体質にあってるかどうかは猫それぞれです。
毎日のうんちの状態をチェックしましょう。
チェック項目としては、大きさ、匂い、色合い、軟便具合などです。
モグニャンは整腸作用が期待できる食材が入ってるだけに、「快便になった」という口コミも多いほど。
まとめ:高級プレミアムキャットフードはそれだけの理由があった
やっぱり素材が良ければそれだけお値段があがるのは当たり前と言えば当たり前ですよね。
人間も、素材を活かした美味しいごはんほど価格が高くなってしまいます。
キャットフードのいい点は、「プレミアムなキャットフードでも人間のごはんほどは高くない」ということ。
プレミアムキャットフードですら1日あたり100円ちょっとです。
そう考えると、猫にとって良さそうなら試してみるか~って感じになりますよね。
気になった方はぜひ試してみてください!

