激安キャットフードと言えば、コンボ!
売上NO1ブランドと書かれていますが、果たしてそのお味は猫たちに評判なのか、試食してもらいました。
ちなみに今回食べてもらうのはぼくが買ってきたものなのですが、同じカリカリが保護猫カフェにも大量にありました。
その理由は「猫を飼ってるお客さんがじぶんち用に買ったんだけど、猫がまったく食べてくれなかったら持ってきた」とのこと。
これは…好き嫌いが分かれそうな予感…!
さっそく試食レビューにいってみましょ~。
【実食!】コンボ まぐろ味カニカマ、小魚添えを徹底レビュー!
まずは実際の食べっぷりを動画でチェック!
動画ダイジェスト
たぶん、コンボは日本だとどこでも売ってて非常に手に入れやすいキャットフードNO1です。
そして価格はものすごく安く、700gで474円でした。
100gあたりにするとなんと67円!
このシリーズは売上がNO1だそうです。
ほうほう…。
安いキャットフードと高いキャットフード、見た目はほとんど変わりません。
しかし、使われてる食材はまったく違うものになります。
安いキャットフードは、穀類(とうもろこしやコーングルテンミール、小麦粉など)という安くすむ食材がメインに使われています。
まぐろ味、というのはマグロ節粉やマグロエキスが少し入ってるよ、ということなのでマグロがまるっと入ってるわけじゃありません。
わかりやすく人間の食べ物に例えて言うと、
安いキャットフード・・・スナック菓子のステーキ味に栄養素をあとから追加したもの。
高いキャットフード・・・本物のステーキや野菜など本物の食材を活かして料理したもの。
高いキャットフードは食材にチキンや魚をふんだんに使っていて、人工香料や人工の味付けをせず素材本来の味で勝負しているものが多いです。
安いキャットフードはいかに猫の食いつきが良い味付けにするか、見た目がカラフルでキレイかどうか、で勝負している感じがありますね。
というわけで、今回のコンボにはまぐろはほとんど入っていません。
うまい棒のめんたい味にめんたいが入ってないのと同じです。
(おやつとしてうまい棒は好きです…笑)
はたして猫たちの食いつきはどうかな…??
1匹ささっとやってきました。
もう1匹も興味を持ったみたい。
2匹とも食べ始めました。
お味はどうかなー。
ちなみにこちらのコンボは、普通のカリカリ以外にもカニカマや小魚が入っています。
今回の試食ではちゃんと食べてくれましたが、普段あげてるときは小魚だけを残す猫もいたりしてかなり好みがでるみたい。
まぁでも、小魚やカニカマが入ってると、飼い主的には「なんか豪華そう!」って思っちゃいますよね。
一見すると、安いのに豪華なごはんに見えるので、よく売れるキャットフードなのかもしれません。
実際は肝心のメイン食材が穀物なんですが、普通の人はそれに気づかず「まぐろ味って書いてあるからまぐろが主成分なんだろう」と思ってる感じもします。
今回ので40種類くらい(動画撮ってないのもあわせると50種類以上)のキャットフードを長い時間かけてのんびりと試食をしてもらってます。
その今までの試食の中では、ちょっと食べるスピードが遅い感じもするような…。
とはいえ、これだけ安いキャットフードの中では、平均点よりは上のような感じもします。
カリカリは着色料が入ってるので、見た目はカラフル。
安いキャットフードは大抵着色料が入っていますね。
ちなみに猫はカリカリがカラフルだからと言って食欲が増すことはありません。(ぼくの見てきた感じではですが)
そうこう言ってるうちに最初に食べ始めたコは食べ終わりました!
残さないでくれてよかった…。
次に食べ始めてたコは、やはりあまり積極的にガツガツ行ってる感じではなさそう。
好みがわかれてますね。
キャットフードは安ければ安いほうがいい!という方には悪くない選択肢かなーという感じです。
ただ、高いキャットフードでも1日あたりの食費でいうと150円いかないくらいだったりもするので、実は高級キャットフードも思ったより安かったりします。
【総合評価】コンボ まぐろ味カニカマ・小魚添え
非常に売れてる理由としては、「安さ&カニカマと小魚が入ってる豪華っぽい雰囲気」だと思います。
ただ原材料を見てみれば一目瞭然なのですが、安いだけあって本物の肉や魚をほとんど使用していません。
入っている肉もチキンミールや牛肉粉、豚肉粉など人間が食べれない部分を使用した安価なものになります。
安いものにはそれなりの理由があるのは、人の食事も猫の食事も一緒です。
栄養のバランス的にはうまく調整されているので問題ありませんが、大切なポイントは猫にどんな食材をあげたいかですよね…。
ほかのキャットフードとの原材料比較
例として、1日あたりの食費が150円前後の価格帯のプレミアムキャットフード、ジャガーと比べてみます。
主な原材料の比較はこうなりました。
コンボ まぐろ味カニカマ・小魚添え | ジャガー |
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉) | 骨抜きチキン生肉 |
肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉) | 鴨(かも)生肉 |
魚介類(小魚、フィッシュミール、フィッシュパウダー、マグロ節粉等) | 乾燥チキン |
動物性油脂 | 乾燥鴨肉 |
植物性油脂 | 生サーモン |
乾燥カニカマ | 生マス |
脱脂大豆 | じゃがいも |
オリゴ糖 | 卵 |
ハーブ | さつまいも |
野菜 | えんどう豆 |
入ってるものが多い順になっています。
価格が違うとこれだけ食材の差がでます。
人間で例えるなら、スナック菓子とレストランの食事くらいの差があるかも。
毎日のごはんとして考えると、どちらをあげたいかは一度考えてみるのも良いかもしれませんね。
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
一般的な価格の目安
700gで474円でした。
100gあたり67円と激安!
ものすごく多くの猫を飼ってる方だと食費がすごいことになるので、そういった方にはこういう激安キャットフードもいいかも知れません。
【硬さ・大きさ・厚みの実測】
コンボ まぐろ味のカリカリはこんな感じです。
着色料が入ってるので非常にカラフルですね。
ちなみにプレミアムなキャットフードの場合は、食材に余計な要素をいれないのが基本なので無着色が主流となっています。
逆に安いキャットフードほど着色料でカラフルな傾向があるのが面白いところ。
安いキャットフードを買う人は見た目で選ぶ傾向があり、高いキャットフードを買う人は使用されてる食材を気にして買う人が多いのだと思います。
こちらがカニカマ。
カニカマももちろんカニではありません。
カニカマは魚のすり身でできています。
猫には評判良さそうな材料なので悪くない感じですね。
そしてこちらが小魚。
ちょっと尖ってるので、食べるのがヘタな猫だと口の中を切ったりしないように注意してあげましょう。
大きめの粒の長さを測ってみたところ、11.26mmでした。
平均が10mmくらいなので少し長めです。
厚みは4.94mmと平均的な感じ。
ごくごく普通のキャットフードです。
硬さは83.5HAと少しだけ柔らかい数値が出てますが、ほとんど誤差だと思います。
これもまた平均的!
【カロリーは高い?】
100gあたりのカロリーは360キロカロリーと平均的な感じ。
とくに問題はありません。
【安全性は高め?】
原産国は日本です。
日本はペットに対する規制がかなり遅れていることもあり、特別安心できる国かというとそうでもないです。
とはいえ、ものすごくヤバいようなものは入れてないはずです。
メイン食材のほとんどが穀類なので、猫の消化器官には最適とは言えません。
胃腸が弱い猫は下痢や便秘になってないかよく見てあげてください。
【成分・原材料】
成分 | 割合 |
たんぱく質 | 27%以上 |
脂質 | 9%以上 |
粗繊維 | 3%以下 |
灰分 | 9%以下 |
水分 | 10%以下 |
炭水化物の推測値 | 42%前後 |
普通の総合栄養食とあまり違いはありません。
ただ、肉や魚の配合が少ない分、タンパク質が少なめとなっています。
猫は肉食動物なので、なるべくタンパク質が多いほうが本来の食生活にはあっています。
原材料
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、魚介類(小魚、フィッシュミール、フィッシュパウダー、マグロ節粉、マグロエキス、小魚粉末、カツオエキス、シラスパウダー)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、γ-リノレン酸)、乾燥カニカマ、脱脂大豆、オリゴ糖、ハーブ(タイム、ディル、フェンネル)、野菜類(トマト、ニンジン、ホウレンソウ)、クランベリーパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、銅、亜鉛、ヨウ素)、pH調整剤、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、酵母細胞壁、着色料(紅麹色素、二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号)、調味料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、グルコサミン、コンドロイチン
コンボ まぐろ味カニカマ・小魚添えのいいところ その1:価格が激安
とにかく価格が安いです。
普段の食生活で「自分が食べるものも安さが一番!」というポリシーがある方にはあってるかも。
コンボ まぐろ味カニカマ・小魚添えのいいところ その2:見た目がカラフルで豪華っぽく見える
カリカリは着色料でカラフル、さらにカニカマや小魚が入っているので、パッと見たところ豪華そうに見えます。
多くの人は、原材料になにが使われているのかを見ることはありません。
「キャットフードなんて見た目は一緒なんだし原材料も同じでしょ」と考えてる方には選ばれそうですよね。
実際はまったく違うのに、それを気にしないで選んじゃうのはうーん、どうだろう…。
わかった上でもし選ぶのであればいいんですけどね…。
ごはんをあげる目安
体重 | 1日の給与量 |
3キロ | 55g |
4キロ | 70g |
5キロ | 85g |
6キロ | 95g |
タンパク質が少ないからか、あげる量も少し多めです。
あげる量が多いということはそれだけ早く減るということでもあります。
早く減るということは、意外と食費がかかることにも繋がります。
それでも激安キャットフードであることにはかわりありません。
【まとめ】コンボ まぐろ味カニカマ・小魚添えはとにかく安い
とにかく安いことが一番の特徴!というキャットフードです。
キャットフードは安ければ安いほうがいいという方には魅力的だと思います。
見た目も普通のカリカリだけよりもカニカマや小魚が入っていて、なにも知らない人にとってみれば豪華に見えるのもポイントです。
ただ猫によってはそういった小魚類をまったく食べなかったり、カリカリに飽きてしまうことがあるのでそこは価格との兼ね合いといったところ。
猫たちの食いつきの違いは、プレミアムキャットフードの動画をみてぜひ比較検討してみてください!
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
ほかのCOMBO(コンボ)シリーズのレビュー
COMBO猫下部尿路の健康維持 減塩かつお節添え
- 減塩のわりには猫たちの食いつきは良かった
- 健康維持とあるが、治療用のご飯ではないことに注意
- かつお節はそのままの形で入ってる
COMBO子ねこ用ミルクチップ添え
- ミルクチップが入っていて、それは猫の食いつきが良かった
- カリカリ自体はさほど食いつきはよくなかった
- 主原料はとうもろこしやコーングルテンミール
1日の食費にプラス何十円かで買えてしまうプレミアムキャットフード
グランツ キャットフード
- なかなかいい食いつきを見せたキャットフード
- 天然素材だけなのに香りがよく、猫たちがすぐにやってくる
- 素材の73%がチキンとサーモン
モグニャン キャットフード
- 原材料の63%が白身魚
- 魚の匂いがかなり強く、かつお節系の匂いが好きな猫におすすめ
- グレインフリー(穀物なし)で消化にも良い