猫は個性豊かで、ガツガツと食事をするコもいればダラダラとながーく食事をするコもいます。
気になるのは、「いままでガツガツ食べてたのに急に食べ残しをするようになった」とき。
その場合に注意したい、キャットフードを食べ残したときに絶対にやってはいけない2つのことがあります。
それは、
- 食べ残したキャットフードをそのままにしておく
- 味が濃くて香料を使ってる安いキャットフードに変える
この2つです。
これらをなぜやってはいけないのか、そしてほかにも猫がキャットフードを食べ残してしまった場合の対処法や、その他の原因についても書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
絶対にキャットフードを食べ残したときにやってはいけないこと
猫がキャットフードを食べ残す理由8つ
理由その1:気まぐれ
まぁ…その…猫ですからね…。
猫の気まぐれに怒ってはいけません。
むしろ気まぐれを愛してこそのネコ好きです。
ちょこっとだけ微妙に残してる場合は、たいていこの気まぐれが原因なことが多く感じます。
理由その2:単純に味に飽きた
基本的に同じキャットフードだけをあげてる場合はそれしか味を知らないので、味に飽きることはあまりありません。
人間でも、とんかつを食べたことがない人に「とんかつって美味しいよね!」って言っても通じないのと一緒です。
しかし、いろんな味のおやつをあげてたり、キャットフードもいろいろ変えてる場合は味に飽きちゃうことがあります。
理由その3:環境の変化(引っ越しや新しく家族が増えた時)
猫によっては非常にデリケートな性格をしてるコもいます。
ちょっとした環境の変化で「なんか食べる気じゃないにゃ…」ってなることも。
例えば、
- 引っ越しをして部屋が変わった
- 食器をかわいいのに変えてみた
- 食事する場所を変えてみた
- 恋人と同棲したりルームシェアを始めた
- 子供ができた
- 新しいペットができた(犬などほかの動物の場合も含む)
- 家族の誰かが出張や旅行などで留守にしてる
これらの些細な変化でも、猫によっては食欲をなくす場合があります。
ぼくの経験ではほとんどないですけど…笑(みんな図太い性格でした)
理由その4:野性味が強い猫はごはんをキープしてる可能性がある
野生の猫は、狩りをして得たお肉を一度で全部食べることはありません。
なぜなら狩りというのは成功確率が低いので、次回の食事がいつになるかわからないのです。
そのため、狩りに成功したときは少しずつ食べて残りはまたあとで、という食べ方になります。
家で飼われている猫も、野性味が強いコはひょっとしたらこの習性が残ってるコもいるかも知れません。
理由その5:おやつの食べすぎ
溺愛するがゆえに、おやつをあげすぎてた…というのが結構あるあるです。
おやつのあげすぎ、ダメ、ゼッタイ。
おやつをあげるときは、できればカロリーの低いちゃおちゅーるなどの液体状のものがおすすめです。
お高いんですけどね…。
理由その6:加齢による食欲の低下&好みの変化
人間と一緒で、年を取れば食事も少なくなりますし、好みも変化します。
20代後半でも「もう焼き肉は脂っこいのはいいかな…」ってなってる人、多いですよね。
それと同じで、猫も加齢による好みの変化があります。
理由その7:キャットフードの味を急に変えた
キャットフードを変えたときに、「いままで食べてた味となんか違う…!これはヤダ!」と猫が嫌がる場合もあります。
ぼくの経験上、ほとんどの猫はあんまり気にしてないんですが、たまーにグルメな猫もいます。
正直なところ、安いキャットフードの濃い味になれちゃってるとあんまり健康にも良くないと思うので、最初になにをあげるかは結構重要です。
理由その8:病気の可能性
これが一番心配な原因です。
食べ残すだけでなく、いつもよりぐったりしてるようだったり嘔吐や軟便などの症状があれば、すぐに動物病院に行きましょう。
あなたも知ってのとおり、猫は我慢強いというか「え?別に平気だけど?」みたいな態度でやせ我慢しがちです。
でも実際は苦しんでる場合もあるので、普段と違う感じがしたらすぐに診察してもらいましょう。
食べ残したときにしちゃいけないこと2つ
食べ残しの再利用は衛生面で良くない!冷蔵して保管するのもやめよう
「食べ残しもそのままにしとけばいつか食べるだろ」なんて雑にしてはいけません。
人間だって、「昼に食べたシチュー、残ったからお皿にあるものはそのままにして晩ごはんに食べよう」なんてやりませんよね?
夏場は特に、雑菌が繁殖しやすいのでNGです。
冬場でも衛生面での安全性は確保できません。
猫の唾液がついてるまま保管すると雑菌はとんでもなく繁殖しちゃいます。
たとえ冷蔵庫にいれたとしても、シケってしまうことも。
空気にふれていれば酸化もしちゃいますし、味も落ちます。
安いキャットフードの濃い味付けに慣れさせないようにしよう
安いキャットフードほど、香料や味付けの濃さで原材料の味を美味しくみせようとする傾向があります。
味付けが濃いものになれちゃうと、素材の味を活かした本物の味が物足りなくなってしまう危険性があるんですよね…。
人間も同じで、ジャンクフードばっかり食べてると味覚が変わっちゃったりするのと一緒です。
自分の子供に食べさせたくないものは、やっぱり猫にとってもあまり食べさせたくないもの。(ぼくは子供いないけど…)
しかも高級キャットフードと言っても、1日あたりで計算すると150円くらいと意外と安かったりします。
ペットボトル1本分くらいの金額で安心な素材を使ったキャットフードが食べれるなんて悪くないですよね。
なるべく健康で長生きして欲しいので、ぼくは素材に拘ったキャットフードをおすすめしてますし、使っています。
ちなみに一番素材が良いと思ってるのがこちら。
原材料の63%が新鮮な白身魚で、りんごやかぼちゃ、クランベリーなどを使ったキャットフードです。
食べ残した場合の対策その1:30分たっても食べなかったら片付ける
食べ残しをそのまま出しておくと、いわゆる「だらだら食い」のクセがついてしまいます。
そうならないように30分たっても食べなかったら片付けましょう。
ここらへんは人間の子供と同じですね。
もし毎日食べ残しがあるような場合は、いちど量を調節してみてください。
そのさいは、定期的な体重測定を忘れずに!
食べ残した場合の対策その2:ごはんの回数を多くする&時間をちゃんと決める
ごはんの時間はなるべく常に同じ時間帯にしましょう。
人間の場合も同じ時間帯に食事をしたほうが体調がよくなります。
猫も同じで、規則正しい生活(寝てばっかだけど)が大事!
もし毎回残すときは、ごはんの回数を多くしてください。
子ネコは通常1日3回、成猫は1日2回です。
まとめ:食べ残しをなくす5つのポイント
安いキャットフードでも一応、総合栄養食の表記がある場合は数値的には栄養価は問題ありません。
ですが、キャットフードは価格によって使われている素材がまったく違います。
例えば安いキャットフードの例として懐石シリーズ、プレミアムキャットフードとしてジャガーを比較してみます。
懐石zeppin5つのしあわせ | ジャガー |
穀類(とうもろこし、中白糖、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード) | 骨抜きチキン生肉 |
魚介類(フィッシュミール、まぐろ節、フィッシュパウダー、かつお削り節など) | 鴨(かも)生肉 |
肉類(ミートミール、チキンミール、豚ハツ削り) | 乾燥チキン |
油脂類 | 乾燥鴨肉 |
大豆ミール | 生サーモン |
チーズ | 生マス |
オリゴ糖 | じゃがいも |
野菜類(キャベツパウダー、人参パウダーなど) | 卵 |
ミネラル類 | さつまいも |
見た目は同じようなカリカリでも、使われてる食材はまったく違いますよね。
いいキャットフードというのはほとんどが無着色・無香料で新鮮な素材を使っています。
できれば家族である猫には、それなりにいい食材を使ったご飯を食べて長生きして欲しいですよね。
(ジャガーキャットフードのレビューはこちらです。)
結局のところ、猫が食べ残す場合は、人間の子供に対する対策とほぼ一緒です。
- 毎日、同じ時間に食事をとる
- 30分以上食べないごはんは廃棄する
- 1回の量を多すぎないようにする
- おやつをあげすぎない
- いい食材を使ったキャットフードにする
これら5つのポイントを抑えるだけで、猫の食べ残しはどんどんなくなっていくはず。
猫にとっても本来、食事の時間は楽しい時間です。
ぼくらが食事を楽しむのと同じように、猫にも楽しい食事をさせてあげましょう!