ユニ・チャームの代表的なキャットフード、銀のスプーン三ツ星グルメシリーズです。
このシリーズはいろいろと試してきましたが、今回試すのは「下部尿路の健康維持」タイプ。
ほかのキャットフードでも下部尿路の健康維持って割とあるんですけど、イマイチ食いつきは良くなかった印象です。
今回の三ツ星グルメは果たして猫たちに評判良いのか…!?
動画もあわせてレビューしていきます!
※このキャットフードは療養食(効果が実証されてるもの)ではありません。普通の総合栄養食です。
【実食!】銀のスプーン三ツ星グルメ 下部尿路の健康維持の徹底レビュー!
まずは実際の食べっぷりを動画でチェック!
動画ダイジェスト
もうこのカリカリ試食シリーズも42回となりました。
猫たちの体調を気遣いつつのんびりとやってたので、感慨深いものがあります。
この三ツ星グルメシリーズは、パッケージが小分けになっていてシケりづらい構造になっています。
20gで12袋入っていて、合計240gという感じ。
味は、お魚風の味付けになっています。
フィッシュパウダーが入っていますが、実はチキンエキスなども入ってるので、お魚だけの味という感じではないかも。
そして主原料は穀類(とうもろこしやコーングルテンミール、パン粉)となっています。
もうすこし良いキャットフードになると主原料がターキーやサーモンなど本物の素材を使いますが、日本で売られてる安いキャットフードはほとんどが穀類メインです。
猫たちに試食してもらうと、かなり良い感じの食べっぷり!
さすがに40回くらいもごはんをあげてると、「ぼくが行くとごはんがもらえる」と猫たちも学習してきます。
そのため、キャットフードをあげる前からものすごく猫たちのテンションがあがってるんですよね…w
今回のがっつき具合はそれも多少あるような気がしました。
それでも、三ツ星グルメシリーズの中ではトップクラスの食べっぷりです。
ちなみに下部尿路の健康維持、というのは尿石という石が尿路にできづらいように配慮した成分ということになります。
できづらいとは言っても、結局のところ水をあまり飲まないコは石ができやすかったりするので、気休め程度に考えておいたほうがいいかも。
事実、このキャットフードは病院でもらえるような療養食ではなく、総合栄養食(普通のカリカリ)という扱いになります。
すでに体調が悪そうで石ができてる可能性がある場合は、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。
カロリーは少し高めですが、量を半分とかにすればおやつとして良さそうです。
【総合評価】銀のスプーン三ツ星グルメ 下部尿路の健康維持
原材料は穀類が主体で肉やお魚の本物感はありませんが、一応、マグネシウムの量を抑えて健康に配慮しています。
食いつきは非常によい感じ。
ただ、カロリーがかなり高いのは気をつけましょう。
カロリーが高いものは人間も猫も大好きなのです…。
ほかのキャットフードとの原材料比較
例として、1日あたりの食費が150円前後の価格帯のプレミアムキャットフード、ジャガーと比べてみます。
ちなみに三ツ星グルメ 下部尿路の健康維持は100gあたりおよそ132円でした。
主な原材料の比較はこうなっています。
銀のスプーン三ツ星グルメ 下部尿路の健康維持 | ジャガー |
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、パン粉) | 骨抜きチキン生肉 |
肉類(ビーフミール、チキンエキス) | 鴨(かも)生肉 |
油脂類 | 乾燥チキン |
魚介類(フィッシュエキス、煮干しパウダー、かつお節、マグロミール等) | 乾燥鴨肉 |
ビートパルプ | 生サーモン |
ミネラル類 | 生マス |
着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号) | じゃがいも |
アミノ酸類 | 卵 |
酸化防止剤 | さつまいも |
入ってるものが多い順になっています。
価格が違うとこれだけ食材の差がでます。
人間で例えるなら、スナック菓子とレストランの食事くらいの差があるかも。
毎日のごはんとして考えると、できれば本物のお肉やお魚を主原料にしたもののほうがいいかなぁとぼくは思ったりもします。
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
一般的な価格の目安
購入した価格は、317円でした。
100gあたり132円という計算になります。
安いキャットフードの中ではちょっとお高い部類に入ります。
小分けされてるタイプはどうしても高くなってしまう感じ。
ちなみに1日あたり60円ほどの食費目安となります。
プレミアムなキャットフード(上で紹介したジャガーなど)は160円ほどなので、100円前後の差ですね。
一日100円くらいなら、プレミアムなキャットフードをあげてもいいかも…?
【硬さ・大きさ・厚みの実測】
粒はこんな感じ。
うーん、この色合いなら着色料をそんなに使わなくてもよかったのでは…という感じもしたり…。
長さは7.7mmとかなり小さめでした。
平均的な長さが10mmなのでパッと見ただけで小さいとわかるレベルです。
厚みも2.84と薄いですね。
平均は5mmくらいなので小さく、薄いです。
硬さは89.5HAと平均的な硬さでした。
【カロリーは高い?】
100gあたり400キロカロリーです。
カリカリとしてはかなり高め。
同じような種類のカリカリとしてシーバDUOがあります。
あれもカロリーが高いですが、猫たちの評判はよかったです。
人間と同じで、カロリーが高いものはとりあえず美味しいということか…!
【安全性は高め?】
原産国は日本となっています。
日本ってペットの考え方がかなり遅れているというか後進国なので基準がわりと甘いですが、ものすごくだめというわけでもありません。
【成分・原材料】
成分 | 割合 |
たんぱく質 | 29%以上 |
脂質 | 16%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
灰分 | 7%以下 |
水分 | 12%以下 |
炭水化物の推測値 | 33%前後 |
普通の総合栄養食とあまり違いはありません。
プレミアムなキャットフードの場合は原材料にお肉やお魚をふんだんに使用しているのでタンパク質が40%近くありますが、安いキャットフードはだいたい30%ほどになります。
あとは粗繊維がちょっと少なめなので、食物繊維も少なそうだな…というのは気になるところです。
原材料
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉)、肉類(ビーフミール、チキンエキス)、油脂類、魚介類(フィッシュエキス、煮干パウダー、かつお節、まぐろミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、野菜類(ビートパルプ)、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
ごはんをあげる目安
1~6歳 | 1日の給与量 |
2~3キロ | 40~55g |
3~4キロ | 55~70g |
4~5キロ | 70~80g |
5~6キロ | 80~95g |
6~7キロ | 95~105g |
7~10歳 | 1日の給与量 |
2~3キロ | 35~50g |
3~4キロ | 50~60g |
4~5キロ | 60~75g |
5~6キロ | 75~85g |
6~7キロ | 85~95g |
【まとめ】健康維持に役立つかはわからないけど、食いつきはわるくない感じ
動画でも撮影したとおり、食いつきは悪くないというか結構良い感じでした。
ぼくがごはんあげるのわかってるせいでテンションがあがりまくってたのを差し引いても、まずくはないと思います。
みんな寄ってきてましたし、匂いが薄かったり味が薄いということはなさそう。
あとは逆に、味付けや匂いが濃すぎてそれに慣れちゃう可能性があるのは気になります。
あんまり濃い味付けになれちゃうと、素材の味を活かした自然なキャットフードを食べなくなっちゃうこともあるので、できれば最初は原材料にお肉やお魚をメインで使ったキャットフードをあげるのをおすすめします。
ほかの銀のスプーン 三ツ星グルメシリーズのレビュー
銀のスプーン三ツ星グルメ お魚味クリーム
- おやつとしては悪くないキャットフード
- 価格は100gあたりだとプレミアムキャットフード並み
- クリームがカリカリにかかっている
1日の食費にプラス何十円かで買えてしまう本物食材のプレミアムキャットフード
グランツ キャットフード
- なかなかいい食いつきを見せたキャットフード
- 天然素材だけなのに香りがよく、猫たちがすぐにやってくる
- 素材の73%がチキンとサーモン
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
モグニャン キャットフード
- 原材料の63%が白身魚
- 魚の匂いがかなり強く、かつお節系の匂いが好きな猫におすすめ
- グレインフリー(穀物なし)で消化にも良い