定番のモンプチシリーズから今回は「4つの嬉しい贅沢バラエティ」を試食してもらいました。
結論としては、「ほかのモンプチ4つの○○シリーズ」とカリカリ自体はほぼ同じっぽい気がします。
栄養値も同じだし、さほど違いはないかも。
カリカリと一緒に入ってる食材が違うくらいです。
ではそのカリカリ以外の食材は果たしてどんなものなのか、そこらへんも含めてレビューしていきたいと思います!
【実食!】モンプチ4つのうれしい贅沢バラエティの徹底レビュー!
まずは実際の食べっぷりを動画でチェック!
動画ダイジェスト
冒頭でもお伝えしたとおり、4種類の味…となっていますが、カリカリ自体はどれも同じ見た目、同じ栄養値です。
4種類の味がカリカリ以外に入ってるというのがポイント。
1つ目は、かつお節入り。
鰹節はかなり細かくて、粉状になってるためあんまりよくわかりません。
拡大写真で見てみましょう。
カリカリにくっついてる破片が、かつお節です。
人間でいうところのごはんにかけるふりかけくらいのイメージですね。
2種類目はチーズ粉入り。
これもかつお節と同じく、見た目にはよくわかりません。
拡大写真がこちらです。
白いつぶつぶがチーズ粉…のはず。
たしかに、粉だ…!
チーズ入りじゃなくてチーズ粉入りって書いてるところは正直でいいと思います。
そして3種類目はかにかま入り。
これは非常にわかりやすい大きさでした。
拡大写真で見てもすぐにわかります。
白い細長いものがかにかまですね。
大きさもカリカリ程度なので、パッと見てすぐにわかります。
4種類目はサーモン風味フレークとなっています。
これも拡大写真を見てみましょう。
結構大きめのフレークが入っています。
カニカマと同じくらいかな…。
どの味も主原料は穀類(小麦やコーングルテンなど)になります。
人間でいうところのスナック菓子感が否めないですが、栄養素はきっちり配合されているので数値的には問題ありません。
さぁ、猫たちの反応はどうかな…!?
さすがモンプチ、いつもどおりの食べっぷりです。
前にやった4種とあんまり味が変わらないっぽいので、それはまぁそうなのかも。
ただ前回のときもそうだったのですが、「ぼくはたまにやたらとうまいごはんを持ってくる生き物」と認識されてしまっている感じです。
そのため、とりあえずどのキャットフードもガツガツ食べてしまう傾向が出てきました。
このままでは最初に食べてもらってたキャットフードと比べて不公平な感じもするので、しばらくぼくはごはんをあげないようにします。
食べているところを撮っていたのですが、ちょっと食べるペースは遅い感じ…。
原材料に本物のお肉やお魚を使ってるキャットフードを食べてるときのほうがガツガツいってました。
やはり、ちょっとお高いキャットフードには勝てないのか…!
とはいうものの、これはこれでちゃんと猫たちも食べてくれます。
本物の肉やお魚の味というわけではないですが、人工的に調整された味はかなりいいレベルみたい。
そして4種類のうち、最後まで残ったのはサーモン風味フレークでした。
動画でも、サーモン風味フレークがカリカリよりも残ってるのが見えますね。
ということは小魚や鰹節など入れないで、カリカリだけのキャットフードのほうが猫たちには良さそう。
確かに、高級キャットフードってどれも普通のカリカリ(でも食材が高級)ですもんね…。
【総合評価】モンプチ4つのうれしい贅沢バラエティ
ぼくの総合評価はこうなりました。
猫たちの食いつきは悪くなかったです。
ちょっと食べるスピードが遅かったですが、残すことはありませんでした。
お値段はそれなりにお安いと思います。
ほかのキャットフードとの原材料比較
例として、1日あたりの食費が150円前後の価格帯のプレミアムキャットフード、ジャガーと比べてみます。
主な原材料の比較はこうなりました。
モンプチ4つのうれしい贅沢バラエティ | ジャガー |
穀類(小麦、コーングルテン、米) | 骨抜きチキン生肉 |
家禽ミール | 鴨(かも)生肉 |
動物性油脂 | 乾燥チキン |
魚介類(フィッシュパウダー) | 乾燥鴨肉 |
かにかまぼこ | 生サーモン |
かつお節 | 生マス |
サーモンパウダー | じゃがいも |
たんぱく加水分解物 | 卵 |
脱脂大豆 | さつまいも |
チーズ粒 | えんどう豆 |
入ってるものが多い順になっています。
価格が違うとこれだけ食材の差がでます。
家禽ミールは、実際にどんな鳥のお肉や骨、血液などを使ってるのかわかりません。
人間で例えるなら、スナック菓子とレストランの食事くらいのイメージの差があるかも。
毎日のごはんとして考えると、どちらをあげたいかは一度考えてみるのも良いかもしれませんね。
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
一般的な価格の目安
240gで315円でした。
100gあたり131円となります。
たしかに安い…のですが、安いキャットフードの中では上のほうな感じ。
ちなみに1日あたり60円ほどの食費目安となります。
プレミアムなキャットフード(上で紹介したジャガーなど)は160円ほどなので、100円前後の差ですね。
一日100円くらいなら、プレミアムなキャットフードをあげてもいいかも…?
【硬さ・大きさ・厚みの実測】
4種類のカリカリはこんな感じになっています。
パッと見ても、それぞれのカリカリ自体は同じように見えますね。
一番長そうなカリカリの長さは14.4mmでした。
平均よりも4mmほど長めです。
カリカリの厚みは4.24mmと、平均より少し薄め。
とはいうものの個体差で薄いだけで、だいたい平均的な厚さだと思います。
カリカリの硬さは88.5HAでこれもまた普通な硬さ。
別な種類のモンプチ4種シリーズを測ったときは77HAでしたが、カリカリの状態が湿度などでやわらかかっただけで、ほぼ一緒という印象になりました。
【カロリーは高い?】
100gあたり368キロカロリーです。
多くもなく、少なくもなく。
【安全性は高め?】
原産国はオーストラリアとなっています。
日本よりも基準が厳しそうですが、日本向けに出荷してるものなのでそんなに基準に差がでなさそうな気もします。
原材料に家禽ミールを使ってるのが少し気になります。
家禽というのは鳥の種類が不明ということ。
どの鳥の内蔵、肉、くちばし、骨、血などを使っているかはわかりません。
ある程度のランクのキャットフードになってくるとそういった材料は使われなくなるので、気になる方はランクをあげたほうがオススメです。
【成分・原材料】
成分 | 割合 |
たんぱく質 | 31%以上 |
脂質 | 14.7%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
灰分 | 9%以下 |
水分 | 12%以下 |
炭水化物の推測値 | 28.8%前後 |
普通の総合栄養食とあまり違いはありません。
プレミアムなキャットフードは原材料にお肉やお魚をふんだんに使用しているのでタンパク質が40%近くありますが、安いキャットフードはだいたい30%ほどになります。
穀類がメインだとどうしてもタンパク質は少なめになっちゃいますね。
かつお節入りの原材料
穀類(小麦、コーングルテン、米等)、肉類(家禽ミール等)、動物性油脂、たんぱく加水分解物、魚介類(かつお節、フィッシュパウダー(まぐろ、かつお、鯛、かに、えび、サーモン)、豆類(大豆ミール)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)
真鯛風味の原材料
穀類(小麦、コーングルテン、米等)、肉類(家禽ミール等)、動物性油脂、たんぱく加水分解物、魚介類(かまぼこ、真鯛パウダー、フィッシュパウダー(まぐろ、かつお、海藻、かに、サーディン、えび)、豆類(大豆ミール)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)
かにかま入りの原材料
穀類(小麦、コーングルテン、米等)、肉類(家禽ミール等)、動物性油脂、魚介類(かにかま、サーモン、ツナ、フィッシュパウダー(かつお、まぐろ、サーディン、鯛、小魚)、たんぱく加水分解物、豆類(大豆ミール)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)
チーズ入りの原材料
穀類(小麦、コーングルテン、米、オーツ麦等)、肉類(家禽ミール、ミートパウダー(ターキー、ビーフ)等)、動物性油脂、たんぱく加水分解物、豆類(大豆ミール)、乳類(チーズ粒(小麦粉、チーズホエイ、卵、植物性油脂、チーズ、加工でんぷん、カロチノイド色素)、ミルク)、魚介類(フィッシュパウダー)、野菜類(にんじん)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)
ごはんをあげる目安
体重 | 1日の給与量 |
1.2~2.5キロ | 1~2袋 |
2.5~3.5キロ | 2~3袋 |
3.5~5キロ | 3~4袋 |
5~6キロ | 4~5袋 |
小分けにされてる分、ほかのカリカリよりもかなりざっくりとした目安になっています。
小分けパックはコストがあがりますが、シケりずらいのが便利です。
【まとめ】安いキャットフードの中では味付けが猫に好かれるモンプチ
安いキャットフード(穀類メイン)の中では、猫たちの食いつきは悪くありませんでした。
ただ、カニカマやサーモン風味フレークなどはなくても良い感じも否めません。
猫の好みによるところも大きいので、試してみるのはアリです。
ただ、ぼくとしては一回は本当のお肉やお魚を使ったプレミアムキャットフードも試してほしいとは思います。
この下におすすめのものを3つ紹介してるので、ぜひそちらもチェックしてみてください~。
ほかのモンプチシリーズのレビュー
モンプチ毛玉ケア 5種のブレンド
- 猫たちの食いつきは良かった
- 原材料が安いキャットフードによくある穀類、家禽ミール主体
- 毛玉ケアは過度の期待は禁物(医療用の食事ではない)
1日の食費にプラス何十円かで買えてしまうプレミアムキャットフード
グランツ キャットフード
- なかなかいい食いつきを見せたキャットフード
- 天然素材だけなのに香りがよく、猫たちがすぐにやってくる
- 素材の73%がチキンとサーモン
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
モグニャン キャットフード
- 原材料の63%が白身魚
- 魚の匂いがかなり強く、かつお節系の匂いが好きな猫におすすめ
- グレインフリー(穀物なし)で消化にも良い