ネスレが出しているモンプチ毛玉ケア5種のブレンドを猫たちに食べてもらいました。
毛玉ケアというのは、要するに”食物繊維を多めに入れてるからお通じ良くなるんじゃない?”というものです。
毛玉の質が良くなるとか、ふっさふさになるわけではないので注意しましょう。
特徴としては、
- 天然の食物繊維が入ってる(と書かれてるけど食物繊維の量は書かれてない)
- かつお・まぐろなどのフィッシュパウダーが使われてる
- 主原料は穀類と家禽ミールで、魚的要素はほとんどない
- 単価がめちゃくちゃ安い
という感じ。
安いキャットフードの代表ですね。
さっそくレビューに行ってみましょう!
【キャットフード実食!】モンプチ毛玉ケア 5種のブレンドのレビュー
まずは実際の食べっぷりを動画でチェック!
動画ダイジェスト
食物繊維を多めに配合してる…はずですがどれくらいか公表はされていません。
まぁ、お安いごはんだし仕方ないかな…。
ぼくも便秘のときはやたらと食物繊維をとってました。
ローソンのブランドーナツがめっちゃおすすめです(人間の便秘解消に)。
猫たちの食いつきは悪くありません。
海藻や大麦は食物繊維が豊富に入っています。
世界最古の健康食とも言われてる大麦。
味のバランスはいいようで、食いつきはなかなかなものでした。
【総合評価】モンプチ毛玉ケア 5種のブレンド
ぼくの総合評価はこんな感じです。
何と言っても価格の安さ、これにつきます。
栄養は…うーん、総合栄養食なので問題ないとは思いますが、材料がコスト削減のためにあんまりおすすめできる感じではありません。
家禽ミールが割と多めなので、ぜんぜんお魚系の味とは違うんですよね。
フィッシュパウダーを使ってそれぞれの味付けをしているので、ぼくらでいうと「ご飯にふりかけを掛けてるようなもの」です。
そのごはんの部分が家禽ミールなのがあんまり積極的におすすめはしないかな…という感じ。
一般的な価格の目安
600gで395円でした。
100gあたり66円という驚異の安さです。
それだけに原材料が気になるところ。
人間でいうところの安いファーストフードを毎日食べてるような感じにならないかなーと思ったりもします。
もちろん、総合栄養食に分類されるものなので栄養価だけで見たら問題はありません。
【硬さ・大きさ・厚みの実測】
こちらがキャットフードの中身。
色とりどりで良さそうな感じがしますが、着色料が入っています。
キャットフードの味にはあんまり関係ない部分なので、できれば着色料は入ってないほうが良さそう。
サイズは10.52mmと平均的な大きさです。
厚みは3.87mmと少し薄めかな…。
いろんなかたちが入っていますが、だいたいこれくらいでした。
硬さ測定は90.5HA。
こちらも標準的なキャットフードの硬さです。
【カロリーは高い?】
100gあたり338キロカロリーです。
すこし少なめかな~。
【安全性は高め?】
主原料は穀類と家禽ミールです。
家禽ミールは、鳥全般のお肉や骨、皮を使ったものになります。
この通りに作られていれば問題ありませんが、実際に内蔵や毛なども使って作られていないかは業者次第です。
原産国はオーストラリアで悪くありません。
あとはこの価格の安さが原材料の品質にどれだけ影響してるのか…は気になるところです。
【成分・原材料】
成分 | 割合 |
たんぱく質 | 32%以上 |
脂質 | 11%以上 |
粗繊維 | 6.5%以下 |
灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 12%以下 |
マグネシウム含有量 | 0.12% |
炭水化物の推測値 | 29.5%前後 |
毛玉ケアをうたってるだけあって、粗繊維は6.5%以下と少し多めになっています。
でもどうせならちゃんと食物繊維の量を書いて欲しかったな…。
原材料
穀類(小麦、米、コーングルテンミール、シリアルブラン、小麦たんぱく、大麦等)、肉類(家禽ミール)、動物性油脂、豆類(大豆ミール)、セルロース、たんぱく加水分解物、魚介類(フィッシュパウダー(かつお、まぐろ、鯛、海藻)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)
【食いつきの良さ】
食いつきは良かったです。
これはつまり、味付けがいいということ。
さすがモンプチシリーズなだけあって、ノウハウがあるようですね。
【いいところ】
価格が安い
なんと言っても驚異的な価格の安さです。
トップレベルの安さ。
モンプチシリーズの中でも一番安い部類だと思います。
【気になるところ】
価格の安さ
安いのはいいことでもありますが、その分ちょっと不安になります。
ぼくらが食べてるもので考えてみてください。
あまりにも安いお惣菜とか、なにが使われてるのかまったくわからないものもありますよね。
フライとか原材料の鮮度が悪くて匂いがヤバいものもあったりします…。
やっぱりそこそこ安心できる食材を使ったら価格は高くなって仕方ないんですよね。
価格の安さをとるか、いい食材(人間と同じレベル)を使ったキャットフードにするかは、飼い主次第です。
【口コミまとめ】
Amazonでの口コミ
うちの猫は、ウエットのごはんはあまり食べてくれず(汁だけ舐める)
カリカリが好きなんですが、
飽きないようにいろいろ織りまぜてあげているなか、
1番食べてくれるのが、
モンプチの、なかでも毛玉ケアなので、常時ストックしています。ちゃおちゅーるのように、
飛びついて喜んで食べて、いつまでも、
美味しかったなー
とペロペロするわけではないんですが、二種類くらいのごはんを右と左でわけてあげると、先になくなるので、
好きだというのがわかります。
うちは長毛種なので毛玉ケアが必須です。
食も細いのであまり粒が大きくないものを探してこれになりました。気に入ってくれてます。
うちは缶詰などのウェットは食べないのでこれを主食にして、あともう一種類をあげてます。
密封できるので適量あげる感じで、便利ですよ。
2匹飼いです。2匹とも気に入って食べてくれますが、着色料が入っているのでおやつとしてあげています。300gずつ2袋に分けてほしいです。
毛玉ケアとしての効果は、わかりません。
【まとめ】モンプチ毛玉ケア 5種のブレンドは良くも悪くも現代的なキャットフードらしさがある
実際の原材料とは違う味付けをうまく配合して、猫たちの食いつきもいいキャットフードです。
原材料はなるべくコストが安いものを使い、フィッシュパウダー系でうまく猫たちの食いつきも良くしています。
これが果たしていいのか悪いのか、とりあえず数字的な栄養面で見れば問題なさそう。
あとは猫にどんなごはんを食べさせたいか、そこを考えてみると良いかもですね。
ほかのモンプチシリーズのレビュー
モンプチ4つのうれしい贅沢バラエティ
- 猫たちの食いつきはよかったが食べるペースはそんなでもなかった
- カニカマが一番人気がなかった
- 家禽ミールを使ってるのがちょっと気になる
1日の食費にプラス何十円かで買えてしまうプレミアムキャットフード
グランツ キャットフード
- なかなかいい食いつきを見せたキャットフード
- 天然素材だけなのに香りがよく、猫たちがすぐにやってくる
- 素材の73%がチキンとサーモン
ジャガー キャットフード
- 8匹の猫たちに食べてもらった結果、みんなに大好評で最高の食いつき
- 動物性タンパク質が非常に多く、猫の本能に訴えかける感じ
- 主原料はチキン、カモ、サーモン、マス
モグニャン キャットフード
- 原材料の63%が白身魚
- 魚の匂いがかなり強く、かつお節系の匂いが好きな猫におすすめ
- グレインフリー(穀物なし)で消化にも良い